Daily・・・日々雑感

09.11.22
打合せ帰りに、この夏リニューアルをお手伝いしたお店にブラッと寄ってきた。
リクエストされたのは、あまりデザインは現さず、
店主さんの個性によって収集された品物や雑貨の雰囲気と馴染み、
季節ごとに自分たちで空間をコーディネイトできる、そういうインテリア。
お店で、しかも改装で「デザインしないデザインを」というのは、逆にドキドキする。
斬新でもダメだけど、あまり代わり映えがしないのも、「・・・・・・。」でしょう?
さて、改装して以来、営業しているところへ伺うのは初めてのこと。
(おぉ、自分で言うのもナンだが、大してイジってなくても変わるもんだなぁ)
チューニングがビタッと合ったという感じで、以前のお店よりずっと良くなって、
インテリア(箱)とモノと人とが、いいバランスでちゃんと共鳴していた。
店主さんスタッフさんによって しつらえられたディスプレーに「なるほど、なるほど」と、感心していると、
奥から店主さんが出てきて、ギュッと握手をしてくれた。
箱(インテリア)が店主さんたちの『いい道具』となったんじゃないかという気がした。
チューニングでここまでできるなんて、僕もいい経験をさせてもらった。
吉祥寺の『TONE』というセレクトショップです。近くを通ることがあったらぜひお立ち寄りください。

09.11.10
火鉢も3シーズン目に突入。
勘が鈍っていて、どうもウマく火が持続しなかった。
炭の気持ちがわからなくなっていた、ということだろう
火は、人が燃やすものではなく、燃える条件が揃ったときにだけ燃える。
条件からズレればすぐ消える、虹とか奇跡みたいなものなのだ。
人はそのまわりを、炭が燃えたいように、炭の気持ちに耳を澄ませ、世話を焼くだけ。でも焼きすぎてもいけない。
時に消えゆく火は、人がどれだけ手厚く介抱しようとも、まるであっさり消えていく。
"ふ菓子"のようなクヌギ・ナラ炭と比べると、備長炭はまるで鉱石のよう。
叩けばキンキンという音がするほど硬く、うまく燃やし続けるのは本当に難しい。
今どき火鉢なんて・・・。
灰が舞って家中が埃っぽくなるし、爪は黒くなるし、換気はマメにしなきゃいけないし、裸火は危ないし、
しかも毎回ウマく燃えてくれるとはかぎらない。
めんどくさいですよ、実際。
でも火も扱えない退化した文明人のままじゃマズいと思うし、
ウマく燃えてくれたときはそりゃぁ本当にいいものなのです。
炭どうしが互いに呼応して脈打つようにあかあかと燃えているのを見ているときの放心、
そして直接ハートに響いてくるようなそのあったかさ。
あぁ、やっぱり備長炭がいいよねぇ、やめらんないねぇ。

09.11.02
信州の冬がやってくる。
破れていたところを、拾ってきた落ち葉でふさぐ。
年末の貼り替えまでの応急措置。
寒さを感じる前に冬支度。


09.10.29
「あの世」に来てしまったみたいで、言葉を失った。
このあたりでは時々こんなことがあるらしい。
ここは街とはいえ、山々にグルリと囲まれているし、
田んぼも歩いてすぐのところに広がっている。
明け方のウォーキングでは感動する風景に毎日出会えるのだが、
今朝の霧はあまりに劇的だった。
家に戻ってコドモを起こし、三脚担いで再びさっきの田んぼへ。
でも実際に見たこの風景は、写真より100倍スゴかったのだけど・・・。
松本に移住して1年が過ぎました。まだまだ旅をしている途中のように感じます。
毎朝、毎夕、窓の外を見て景色の美しさに驚き感動する、毎日そんなかんじです。

09.10.22
 「平成21年 日本建築士会連合会賞 奨励賞」をいただきました。107作品のなかから16作品が現地審査に選出され、4作品が優秀賞、6作品が奨励賞に決まりました。現地審査では難波和彦さん鈴木博之さん松川淳子さんに見ていただき、いろいろお話をしました。その後の審査の様子は難波さんのブログで「・・・最後に気になる一作品だけを強く推し奨励作に・・・」と書かれてていたので、これは僕のことじゃないかなという予感はしました。やっぱり一番大きい賞が欲しいのが誰しも本音と思いますが、今作では「奨励賞」は妥当ですね。自分でもそう思います。
 あと日本建築学会では「作品選集」に選ばれました。(掲載誌は2010年3月発刊予定)
おかげさまで杉シェルターは、建築界の主な3団体(日本建築士会・日本建築家協会・日本建築学会)すべてから、評価をいただきました。きっと「なんだか妙なヤツが出てきたから、表舞台に出してやろう」と引っ張り上げてくれたのでしょう。オマエおもしろいから、これからガンバレよ。というのはまさに『奨励』ですね。これからうんと頑張っていい建築をつくり、いい仕事を残していきたいと思います。
 もちろん、賞のために頑張るのではありません。僕を頼ってくれたクライアント、私たちを取り巻く世の中、僕と大切な家族、そんなひとたちがみんなで幸せになるために、世界が今よりよくなるために、独自のスタンスで頑張っていきます。

09.10.02
京都にて、日本建築家協会のJIA新人賞の公開プレゼンテーションを10月1日にしてきました。今回はエントリー60作品の中から15作品が選出され公開プレゼンテーションの後、最終の現地審査となるのは5作品。審査員は富永譲さん、北山恒さん、八木佐千子さんでした。
 結果からいいますと5作品には残ることはできなかったんですが、でもそんなことはまぁどうでもいいかと思えるほど、実に有意義な時間をいただけました。建築のプレゼンはふつう「ここの周辺環境は○○××で、敷地が○○××なので建物は○○××に配置することにし、内部の空間は○○で××になっていて、構造形式は○○××で、素材は○○××です・・・」とやるけっこう地味なものなのですが、それはここでのスナガの役割では無かろうという気がしたので、『ワタシはこう思うのでありますっ!』を制限時間いっぱいまで(いや2割ほどオーバーしてたな)やってきました。「建築家は世の中の、みんなの役に立っているのか。もしもいま、UFOに乗った宇宙人がおおぜい襲来してきて・・・」ではじまり「・・・それがいまの僕の夢です」で終わる、僕の、建築家としての所信表明でした。
 その結果、会場の皆さんからの拍手を私だけ2度いただきまして、(ハナシ聞いてつい手を叩いちゃったという感じで、それが本当にありがたかったです)また審査会のあとも声を掛けにきてくださる方々があり、皆さんの心へ伝えることがちゃんとできたようで、成功だったと思います。でも原稿を持つ左手は、誰の目にもわかるくらいブルブル震えていたんです、コメディアンみたいに。度胸があるのか無いのか分からないです、我ながら。

 翌日は、心地よい疲れと脱力感の中、南禅寺の金地院にだけ立ち寄ってきました。京都に来たらココだけ寄れれば充分と思う、小堀遠州による、人の思念の崇高さに心洗われる庭と、宇宙の神秘を感じずにいられない茶室があります。小雨に濡れ細道をひとり巡りながら、前回この石を踏んでからもう10年が経っていたことに気がついました。あのときはまだ24才でした。何者でもない若者が、なにかしらの自分の道に気付き、歩きはじめ、それが少し認められ。この10年というのは振り返ると、いつの間にか、あっという間でした。でも、こうしてひとり枯山水の庭を裸の心で歩いていると、10年前と同じように風景に感動する、なにも変わっていないナイーブ(幼稚)な自分であることにも気が付きます。10年前よりオリコウになってもいませんし、10年前より強くなった感じもしません。やることをやってきた、その過去だけが確かに存在する。次に京都に来るのはいつでしょう。この小道をまたひとりで歩きながら、なにを思うのでしょう。
 さて、ここからまた新しい10年の始まりです。建築の活動を通じて、この世に何を残せるか、いつも考えています。そして悔い無き人生にしたいと思います。皆様これからもどうぞよろしく願いします。


09.09.27
来月アタマに、京都でハナシをしてきます。杉シェルターでJIA日本建築家協会の「JIA新人賞」2次選考15作品に選出されまして、年に一度の全国大会の中での公開審査でプレゼンテーションをすることになりました。ちなみに他に選ばれている方々は有名人ばっかりです・・・。こりゃぁ無名のスナガさんはゼロスタート以下のマイナススタートだな。ま、失うものがなくて清々しいや、今まで通り、いつも通りのこと。せっかく呼んでくれたんだ、思う存分「夢のハナシ」をしてくるぜ。”人々”が幸せになるために僕は仕事をしたいんだって、小さな芸術じゃ世の中は救えてないって、言ってくるよ。
なーんて、人前に立つのに慣れていないのでけっこう緊張もしてマス。この公開審査は無料一般公開なので、もしお近くでしたらぜひどうぞ。見かけたら遠慮なく声掛けてくださいね。今をときめく有名若手14組(+例外1)の精一杯がまとめて聞けて、そこから審査員はどんな意義を吸い出せるのか、審査されているのはじつは審査員も含めたその場の全員という真剣勝負です。それをライブで見られるなんて、冷静に考えてもけっこう見応えある イベントなんだと思います。
あと、その日の晩のU-40建築家会議にも呼んでいただきましたので、出席する予定です。


【今日からできる防災 1】09.09.18
なんだか世間では、「都市部で大きな地震が9月中旬から下旬にあるかも?」と噂が出ています。
ホントかなぁ?どうでしょう。
ただ、その信憑性を疑っていても無駄なことだと思います。
たとえば東京周辺直下地震の起こる確率は30年以内に70%だという研究データがあり、
阪神大震災を引き起こした野島断層は、確率で言えばまだたった0.4%〜8%ほどだったのに発振しました。
結局のところニッポンは「地震がいつか起こる確率は100%」です。
狭いニッポンどこに暮らしていてもたいてい危険なのですから、
見ないフリはせず、まずは最低限の「備え」だけはしておいて損はないハズです。

■備え■
○食料を3日分、水はひとり6リットル以上、とよく言います。・・・が、4日目に配給がホントに来てくれるでしょうか?市役所の人も警察官もみーんな被災して、あちこちで家屋が倒壊して道路は塞がって、火事はまだ鎮火しないという状況で、です。被災者が多ければ救援物資は自分のところまでまわってくるとはかぎりませんし、可哀想なひとに分けてあげたくなるかもしれません、コレッポッチじゃ足りないよと泣きなくなるかもしれません。そういうとき、残念ですが略奪だってあるかもしれません。最低でも1週間分の水と食料、1ヶ月分のお米くらいは確保しておきたいところです。

○水と食料があればカセットコンロとボンベでなんとかなります。また衛生面で不安がありますから、給水車でバケツに入れてもらったお水なども、一度煮沸してから口に入れた方が良さそうです。カセットコンロは冬のお鍋やキャンプ等、持っていて何かと役立ちますから、すぐにでも手に入れておきましょう。仕舞い込んである人、ボンベのガスはありましたか?どうせお鍋の季節はすぐ来ちゃいますから、早めにいくつか買っておきましょう。欲しい時にかぎって売り切れ、秋口によくあることですよね。

○お風呂の残り湯はためておく。というのはよく聞きます。ではもう一歩進んで、どうせなら浴槽は夜のうちに洗ってキレイなお水を溜めておきましょう。キレイな水ならいざとなったら飲めます。それに普段から湯気が風呂場にこもらなくしておくと、浴室がカビにくくなって一石二鳥ですよ。

○バタンと倒れそうな家具は固定しましょう。メンドクサイというならせめて寝る部屋のタンスだけでも。それもすぐにはできないというなら、家具が倒れても頭や胴体には当たらないように寝る向きを変えるだけでも、やらないよりズッとマシです。これは今晩からでも始められることですよね。(足ぐらいは折れてもオトコノコはガマン・ガマン・・・か?)

○枕元に懐中電灯をぶら下げておく。あれば寝しなに本も読めるじゃないですか。
おすすめはLEDのヘッドランプ。手が疲れず本を読めます。あとヘッドランプは子供の耳かきしてやるときにスッゴイ便利なんですよ。

○スリッパも枕もとなど手を伸ばせば届くところに。(本当はスニーカーがベストなようです)揺れで家財が散乱したら、裸足では歩けません。畳のお部屋でも、寝るときだけはスリッパで上がってしまいましょう。

○最後に・・・古い家に住むのはやめましょう。(阪神・淡路大震災では死因の8割が家屋の倒壊、1割がその後の焼死、です) ソレガデキリャァ クローシネーヤ の声が飛んで来そうですが、建て替えがムリなら、耐震診断・改修を受けましょう。市役所に相談すると費用をけっこう負担してくれます。本当です。また古い家は1階が潰れやすいので、2階で寝起きするとずっとマシです。

さて、大災害のことを考えると、色々不安ばかりが膨らんでしまうかもしれませんが、
一度備えをしっかりしておくと「あ、これでいつ来てもまぁダイジョウブかな」と自信が持てるものですよ。
梅雨時の外出ではバッグに傘を入れておくでしょう?
それと同じです。



【今日からできる防災 2】09.09.21
さてもし揺れたら、様子見をせず、恥ずかしがらず、すぐ身を守りましょう。基本は「頭と胴体を守る」です。腕や脚ならザックリ切れても生きてられますが、首やお腹がザックリでは命を失います。

■揺れたら■
○そこが古い(ボロい感じがする)建物なら揺れが大きくなる前に外へ出てください。ゆっさゆっさと揺れがきて、数秒後に建物はグシャリと潰れます。ビックリしているヒマはありませんので、這ってでも、窓や戸を蹴破ってでも、とにかく外へ出ましょう。

○屋外にいる時に揺れたら、建物から離れてください。割れた窓ガラスは尖った方を下にして落ちてきます(空気抵抗により)。新しい耐震構造のビルでも、そこに取り付いている看板やエアコンの室外機等は建築基準法と無関係に取付けられていますから、外れて落ちてくる可能性は大です。ただ道路に飛出すのもまた危険ですし、電柱はボキッと折れて倒れてくることも。少し広めのところか街路樹のもとで揺れをやり過ごすしかないでしょう。くれぐれも上空からの落下物に注意し、頭は手で守ってください。

○建物内では、火元からすぐに離れてください。自分で火を消さなくてもガスは自動的に止まるので気にせず、吹っ飛んでくる鍋や油で火傷をしないよう逃げます。倒れそうな家具からも離れてください。「大きな揺れに驚いてテーブルにしがみついて様子をうかがってたら、後ろから冷蔵庫が倒れてきてテーブルとの間に挟まれ即死」なんてことにならぬよう、弾かれたように逃げる、すぐに動くことが大事です。小さな揺れでも(コレハ避難訓練)と自分に言い聞かせ動く練習をしてください。

■揺れが収まったら■
○火が燃えていたらすぐに消してください。水がなけれは大きめの布で覆います。シーツ・エプロン・バスタオル・トレーナーなど綿素材のもので。空気がなくしてしまえば火はすぐに消えます。ただしフリース・ポリエステル・ナイロンといった燃えやすい化学繊維はNGです。

○崩れた建物に埋まってしまった人を救助するのは、一般人の私たちです。消防・警察を呼ぶ術もないでしょうし、自衛隊や各国の軍隊が出動したとしても、とても人手が足りないことでしょう。自分たちでなんとかする際役に立つのは、ジャッキ、バール、スコップ、足場用の鉄パイプ、脚立です。瓦礫を持ち上げ隙間からをつくるためのジャッキは自動車のタイヤ交換用に大抵の車に備え付けられています。バール、スコップ、鉄パイプは、テコの原理でやはり瓦礫に隙間をつくります。脚立は救助に向かう際、不安定で危険な瓦礫の上に敷いてその上を歩いていくのに役立ちます。これらは解体屋さん・鳶さん・大工さん・ペンキ屋さん・工務店・建設会社・リフォーム屋さんといった、建築をつくったり壊したりする職業の人が普通に持っている道具ですので探して借りて使います。近くにホームセンター・金物屋・建材屋があれば借りて(?)きます。火の手が迫ってくるまでに、埋まっている人をぜひ助け出してあげてください。

○被害がさほどでなく無事であれば、まずは急いで水を汲んでおきましょう。揺れの直後であれば水道管がどこかで破裂していてもまだ水は水道から出ると思います。綺麗な水が無駄に地中へ流れ出てしまう前に、飲料水として浴槽等に確保しておきましょう。マンション・団地の屋上にタンクがある建物の場合、貯まっていたタンクの水を使い切るまでは普通に水が出ます。逆に言えば、仕組みを良く理解していない住人がいつものようにトイレなどで綺麗な水を無駄に消費してしまっては勿体ないことになりますので、みんなを代表して貯めておくようなつもりでいてはいかがでしょう。

○「大地震に遭ったら、とりあえず避難所に行く」となんとなく思っている人が多いようですが、田舎でもないかぎり避難所は人で溢れ返って大混乱になると思われます。避難所へ向かう人の列が花火大会帰り並みの混雑になることもあるかも知れません。避難所に押し掛けたところでまともな支援など受けられず帰される、という心づもりでいた方が良さそうです。自宅が余震で崩壊する心配がなさそうならまずは自宅を片付け寝る場所を確保し、近所の人と密に連絡を取りあいながら様子を見ましょう。

○避難所となる学校や広い公園に移動せざる得ないときは、できれば金目のものは残していかない方が良さそうです。報道はあまりされませんでしたが阪神大震災では、「家財までゴッソリ盗まれた」という人は数多くいます。昨今はただでさえ外国人の窃盗団も多くなりましたからどうぞ気をつけてください。

○女性の一人歩きは危険ですので、特に夜は街灯もなく真っ暗ですから外出は避けてください。これも報道はされませんが阪神大震災では小学生から60代までたくさんの女性が性的被害・ひどい暴行を受けた事実があったそうです。「協力して助け合った」という美談ばかりではないのが実際のようです。


さて、どうでしょう。
「大地震のための備え」というとメンドクサくなりがちですが、今年はどうせインフルエンザも流行りそうですし、備えておきませんか?腐るものでなければ買い置きしておいても損はありませんよね。新米も出始めました。玄米なら酸化しないのでいま1年分買っても同じ。食料に限らずトイレットペーパーやサランラップも被災時に大いに役に立つようです。いつか、いつか、とつい先延ばしになってしまうものですが、さあこの機会に明日にでもカセットコンロあたりから買いそろえていきませんか。最近のアンケートでは、「防災グッズの準備をしていない」人が約6割なのだそうです。市役所や国が微々たる備蓄はしているとは思いますが、アテにはできません。まだなにもしていないという人、自分の身はちゃんと自分で守りましょうね。



【今日からできる防災 3】09.10.07
台風18号が明日直撃しそうですね。予想できることをザザッとまとめておきますので、どうぞお役立てください。
電線が切れれば停電しますので、懐中電灯の確認を。
また復旧が長引けば電気釜でご飯を炊くにも不自由しますので、鍋で炊くことも頭においておく。
テレビ・インターネットも使えないときは、ラジオ・携帯電話で情報収集。
最近の給湯器はリモコンスイッチで動いてますから電気がなければお風呂に入れない。
水道管に不具合が起これば断水の可能性がある。飲料水は浴槽等にしっかり確保しておく。
下水が溢れてトイレが流せないときはビニール袋に用を足し、猫砂を振り掛けてニオイを抑える。
屋外・ベランダに置いてあるものは吹き飛ばされないよう、なるべく家に入れておく。物干竿・自転車・植木鉢などなど。
駐車場が半地下になったような家ではさほどの雨でなくても、道路から流れ込んでくる水に車が水没することがあるので、安全そうなコインパーキング等へ移す。
坂を下ったような低い地形に建つ家では雨水が集まってくるので床上浸水が心配。2階より上で過ごす・寝る。
電車が動かず家に帰れず立ち往生というときのために、ちょっとした食料・飲物・地図を鞄に。また傘はどうせ役立たずでしょうから、持っているなら登山用の雨カッパなども外出の際は携帯する。
台風の被害が大きければ、通り過ぎた後も日常生活への復旧に時間が掛かるので、食料・日用品は事前に多めに買い込んでおく。

災害対策というのは平穏な日常を送っているなかでは「面倒くさいなぁ」と思うのが普通でしょうけれど、風雨が強くなってから慌てるのではうんと大変なことになりますから念には念を入れて、ちょうどいい防災訓練のつもりでアレコレ対策を考えてみてください。
特に東京は災害に弱い街です。密集しているだけに、被害が大きかった時には復旧にも時間が掛かります。どうぞ用心してください。
また「台風のあとには大きな地震が起きやすい」という情報を目にします。信憑性は?問われると僕には何ともいえませんが、関東大地震も東海地震も『いつだって危険』な状態にあることは間違いありません。台風対策は大地震用の防災にも有効なことばかりですので、この際にしておきましょうよ、ね。
ちなみに東海地震の場合は、その一番危険なところに原子力発電所が建っていますから、放射能漏れを想定した対策も本当は必要です。茨城から大阪までの範囲が、チェルノブイリで現在も立ち入り禁止の範囲にスッポリ入ってしまいます。その話しを【今日からできる防災3】で書くつもりだったのですが、今日のところはまずは台風対策を急いでください。「どうせならもっと早く言ってくれよぉ」という声が聞こえてきそうです。スミマセン、色々と仕事もあるもんでモゴモゴ・・・。
僕は防災の専門家じゃなくて、建築をつくる専門家なんですけどね、ホントは。
ま、いいですわ。自分の知識の端っこを分けるだけで、誰かを救うかもしれないのであれば、いくらでもこうして踊りますよワタシは。
もちろん、設計の依頼もいつでもお待ちしてるんですよ。
自分の知識と能力を総動員して活かせるのが、やっぱり建築の設計なんだなぁと、ホントつくづく思います。
さて、この昼休みに我が家も備蓄食料の食べてしまった分を買い足しに行くとしますか。


09.09.01
『防災の日』ですね。
NHKスペシャルでは『首都直下地震 見逃された危機』の放送があります。
コレは必見じゃないかと思います。
(再放送予定は2009年9月6日(日)午後1時35分〜2時24分)
それにしてもYouTubeには色んな動画があって参考になります。
家具の固定実験阪神淡路大地震

 
09.08.31
鳩山氏の記者会見は地味だけど良かった。テレビニュースが明るい未来や希望を見せてくれたなんて初めてのことかもしれない。遅くまで寝ずに待った甲斐もあった。一部始終はYouTubeで見ることができるし
(第45回衆議院選挙 民主党鳩山代表記者会見中継1/4)
またこちらのサイトには↓文字で載っている(ニュアンスが削られてしまっているのが残念だけど)
(民主党・鳩山代表の記者会見 全文)ので、まだでしたらどうぞ。

印象に残ったのは、ある記者との問答。
記者「友愛とか、官僚政治から政治主導へとか、地方主権とかですね、おっしゃってますけども、マニュフェストを拝見させていただくかぎり、この国をどこへ持って行くかとか国の在り方とか国のビジョンというのがもうひとつわからないんですが、具体的に言うとたとえば経済的には世界の中でいままで通り世界のトップレベルを目指していくのか、それともまあ経済はそこそこでも一人一人が幸せを感じるような国を目指していくのか、鳩山さんが目指されるこの国の在り方を具体的におしえてください」
これに対し鳩山氏は、
「あ、そういうものをビジョンというならばわかりました・・・」とひと置きして、
「私どもは経済成長というものはある程度必要だという認識は当然持っております。しかしながら今の政治のように、いわゆる景気対策だと銘打ちながら、現実は景気対策にもならない、国民の皆さんの幸せというものが損なわれてしまうような世の中になってしまっていると。それは逆ではないか、というのが我々の考え方であります。すなわち大事なことは、政治の役割は、特に社会的に弱い立場の方々に対して、より光を強くあてるという政治だと思っていまして、ひとりひとりの幸せというものをより追求をする政治を求めるのがわたくしたち民主党の基本的な考え方でございます」と、以前から語ってきた内容を繰り返して答えた。

誰もがそれらしい『ビジョン』や 俯瞰した視点でモットモラシイことを言いたがる、世の中全体がクールで批評家みたいな現在にあって、鳩山氏が言っていたことは「人として幸せになるために、さて何からしていこうか」という、イチ人間としての目の高さの話しだった。「ケーザイがセーチョーでキギョーやシャチョーが潤えば、下々の者にもおこぼれは廻るんじゃないの?たぶん」というオカミの政治が、これでやっと終わってくれるのかなと、安堵と希望を感じた。

これまではずっと、闇に向かってゆっくりと落ちていくスシヅメ電車に乗せられているようで、あらがう術のない、苛立ち・無力感・あきらめを感じてきた。 こと僕らの世代は物心ついたときから、すでにでき上がってしまった世界の内側で育つしかなかったこともあって、未来をつくろうという輝かしい希望より、どうにもならない負の遺産を押し付けられてしまった前提をカンベンしてくれと思っているし、まだこのまま進むのか、とウンザリしてきた。
上を見あげればガラスの天井、足もとにはいつかは吸込まれそうな排水溝があると知りながら、それでも夢を持つというのはけっこうしんどい。 でも、ひとりひとりの幸せを政治で実現していこうと政権政党が言うのなら、僕はこんどは信じてみたい。 民主党にどれだけ実力があるかは未知数だけど、自民党には実力も夢もナイってことはわかってる。 「世の中がいまより良くなりそう」だなんて、4年前2年前の落胆と比べたらなんて素晴らしいニュースだろう。 さあ、オレもがんばろう。自分のフィールドで出来ることをもっとガンバロウっと。


【人の歩み】09.08.17

豊かになるために、奪う。

それを繰り返して、規模を膨らませてきた。
豊かにもなってきた。

やがて、
地球は丸いと気がついた。
投げつけた石が自分の後頭部に当たる。
奪い尽くせないほど広大な『外』はもうない。

とりあえず、
失わないために、静かにしてようか。
他になにかイイ手が見つかるまで。
そのあいだに熱も冷めるだろうか。


【サバイバルデザインの夏休み】09.08.01
明日8月2日(日)から8月6日(木)まで、夏休みをとらせていただくことにしました。
進行中のいくつかの仕事にカタを付けてナントカひと段落させられたので、この隙に香川県でキャンプをして、
帰りに神戸の震災センターを見てきます。おぅそうだ保存されている野島断層も見ておきたい。
で、その間メールチェックができなくなりますので、お返事もできなくなりますのでご承知おきください。
記念すべき初テントの日が、やっとキタよー。
では、みなさんもよい夏休みを!

09.06.30
明け方、夢を見た。
戦争から町に帰ってきて、我が家の前で、5才になった我が娘に会った。
男の子みたいに紺色の甚平を着ていて、畑から採った細いゴボウを持って、家に入るところのよう、
そこで目が合った。あっけにとられてこちらを見ている。
おとうさんが戦争に捕られてしまったばかりに、
こんな小さな子が毎日ひとりで自分のことをして、けなげにちゃんと生きていた。
多少は近所の親戚のおばさんの世話にもなったりしたのだろうけど、
こんなに小さいのに、本当によくやったね。今日までよく頑張ったね。
おとうさん、もう帰ってきたからね。もう何ものにもおびやかされることはなくなったんだよ。
オデコとオデコを押し付けて、ほっぺの匂いを嗅ぎ、うんと抱きしめた。
さぁこれから、うんと幸せなろう。今までの分もうんと幸せにしてあげるからな。

戦争が終わったんだから、これからは頑張って頑張って汗をかいただけ、幸せが自分のものになる。
痩せた小さな畑と古ぼけた家しかない町だって、この土の下にはいくらでも小銭が埋まっているようなものだ。
いくらでも汗をかこう。掘って掘っていっぱい幸せになろう。

頭の中がぼやーっと覚めてきて、横を見ると娘が寝てる。お地蔵さんみたいな顔して、甚平姿で、大の字に。
夢の中でそれは現実のことだったから、ものすごい実感がまだ体に残ってる。
何ものにもおびやかされない、家族と一緒にいる、なーんにも持ってはいないけど、
ジャマするものもなーんにもなく、地面が広がって、ただ自由だけたっぷりある。
・・・なんだ、それだけあったら充分すぎるほど、素晴らしいじゃないか。

いま「生きにくい世の中」なわけがない。じいさん達は戦争させられてきたんだもの。
僕らはどんなことでも頑張った分だけ、すべて自分のものにできる。

そういえば、夢にはカミさん登場しなかったなぁ・・・。
まぁいいか。
ヘンテコだけどすごくいい夢を、今朝みたんだよ。
なんだか、新しい世界に生まれ変わったみたいに、いま気分がいいんだよ。


【デンキとエコ 1/6】09.06.18
太陽光発電は15年から20年で元が取れる、と言われています。
約200万円費やして「家計にお得」をするつもりでの設置なら、
それだけの期間を『その家を建替えず』『健康で暮らし続ける』ことが大前提です。
築年数の経った建物では、建替えの際の一時撤去・再設置に費用が掛かり、
元が取れるまでの期間もその分伸びます。
老年者の住まいでは、早くに死が来たり、長期入院となったり、
介護で子供のところへ世話になったりという可能性があります。
家に居る期間(死までの人生)が読めなくては、元が取れるのかどうかは分かりません。
また発電した電気の買い取り価格が下がっしまうような、電力会社の方針転換が無いことを祈らねばなりません。
この数十年、電気需要は伸び続けてきましたが、省エネ社会、人口減少社会となれば、
これから先は発電所と電気は余ることもあるのかもしれません。
ソーラー発電パネルを載せるのは吉と出るのか、凶と出るのか、どちらでしょう?
住宅・建築の専門家としてそれなりに勉強していても、
「わかりません」と言うよりない、難しい問いです。

【デンキとエコ 2/6】09.06.19
火力発電所では天然ガス・石炭・石油を燃やした熱い水蒸気でタービンを廻して電気をつくります。
その際エネルギーの6割が発電ロスとして失われ、発電所から人の暮らす都市へ送る際に5%が送電ロスとして失われ、実際に届くのは35%ほど。
都市で必要とされる電気の量に合わせ、ロスの分も見込んで余剰分まで燃やされています。
家庭ではこんどはエアコンや電気ポットなど、電気を熱に変換する際にもエネルギーのロスが生じます。
熱を電気に変え、その電気を熱に変え、そのたびごとにロスが生じている、というわけです。
だったら、湯はガスで沸かし、暖房は石油を燃やした方が、ずっと真面目な省エネだと思いませんか?
パソコンはガスで動いてくれませんけれど、暖を得るだけなら電気は要りません。
CO2の問題でいえば、その発生場所が自宅か発電所かという違いで、
じつは私たちには見えない発電所で、エネルギーをロスの分まで余分に無駄づかいし、
余分に環境悪化を促進させていることになります。
「電気から熱を得る」というのは驚くほど非効率な方法で、それを使い続けていることは、
知らないうちに環境破壊への片棒を担がされていた、ということになります。

【デンキとエコ 3/6】09.06.20
ソーラーパネルは降り注ぐ太陽の光で発電ができ、送電しないからロスもなく理想的に思えます。
ただそのソーラーパネルの製造過程で多くの石油を使いCO2が発生するのでむしろ悪い、というはなしがあります。
またソーラーパネルの下では電磁波を浴びることになる、というはなしもあります。
その真偽と程度問題は、僕には追求しようがありませんし、ジャーナリストでもないので深くは突っ込みませんが、
環境と健康に「?」がつくものは、あまりクライアントにお薦めはしません。
もちろん太陽のエネルギーは発電以外にも有効な使い道があります。
太陽熱で水を温めお湯にするソーラー温水器は、子供にでもわかる単純な仕組みで、
実績もすでに数十年ある設備です。
ガスもまた枯渇が心配されているエネルギーで、石油があと40年、ガスはあと60年と言われています。
発電パネルに200万円投資し電気を月1万円分産み出させ20年で元を取るよりも、
太陽温水器に30万円投資しガス代を月3千円分産み出させ10年で元を取る方が、
コンパクトだし社会の予期せぬ落とし穴も少ないと思います。
太陽温水器はかつては壊れやすい製品も多かったようですが、現在では改良され耐久性はグンと高くなっています。

【デンキとエコ 4/6】09.06.21
電気はつくって貯めておくことができません。
夜道でライトを点灯させるためには、自転車をこぎ続けなくてはならないように。
そして原子力発電所は発電する量の調整もできず、運転するならフルパワー、
途中で止めることは難しいのだそうです。
発電は、都市で電気が一番使われる際の量を見越してすることになり、
その量が一日中生産・供給され続けます。
日中は電力消費も多いですが、夜中はグッと減ります。
でも原発の場合はフルパワー、止められません。
その夜中には余ってしまう電気を使ってあげる方法、それが深夜電力による蓄熱です。
電力会社は夜中にも電気を使ってほしいから、電気代をかなり安く設定しています。
エコキュートや電気温水器、電気式蓄熱暖房がそのための製品です。
それらの製品を取り入れたり、夜に電気を使うことは、イコール『原発の電気』を使っていることになります。
私たちが使っちゃうもんだから、原発は動き続けます。
どこか遠くの村の問題のような気がしますが、原発のスイッチを今日もパチッと入れてるのは、じつは私たちです。
(図版出典:資源エネルギー庁「原子力2004」)

【デンキとエコ 5/6】09.06.22
原子力発電はCO2を出さないのでクリーンなエネルギーだと言われています。
火力発電所は石炭・天然ガス・石油を燃やして発電するので、CO2が発生します。
原発は、原子を爆発(核分裂)させたエネルギーから発電します。
でも、その爆発によって熱せられた原子炉への冷却水として膨大な海の水が吸い上げられ、温められ、
海に戻されるの繰り返しです。
私たちが電気を使い、特に深夜電力を利用した機器が普及するほどに、原発が海を暖めていきます。
京都議定書とやらで議題になっているのは「CO2の削減」だそうですから、
海水温度の上昇は問われていないのかもしれません。
しかし、そもそも温暖化を防止するのが目的だったのではないでしょうか?
目的と手段とが、おかしなことになっているのは、なぜでしょう?
そうそう忘れちゃいけない、CO2の替わりに核廃棄物という
処分の方法すら見つからない未知のブッソウなものを、しっかり出しているわけです。
でも、そこから先はジャーナリストに任せましょうか。
建築家にまずできることは、怪しいものを使わないように設計することです。
深夜電力を使わずに済む設備・エネルギーの有効な計画をし、
早起きが好きになるような朝日の美しく差し込む建物をつくり、
そして時々、専門家として日々の勉強の中で知ったことを、
「それ・・・イイことばかりじゃ無さそうですよ」と伝えることだと思います。

【デンキとエコ 6/6】09.06.23
我が家の月々の電気代(使用電気量)は平均して4千円前後です。
3人家族、3LDK、昼間も書斎で仕事し滞在時間が長い家庭です。
日中パソコン・オーディオは使いっ放しですが、電気製品のコンセントはこまめに抜いています。
いまや待機電力や充電器によって、実際に使う電気の数倍・数十倍が消費されているという、
本末転倒な機器がけっこうあるようです。
テレビ(ビデオ)は少し見ます。見終わったらすぐ消します。
冷蔵庫には多く貯蔵しません。週1回の生協でだいたい間に合います。
電子レンジは捨てました(引越したらHzが合わず使えなかった)。小鍋と魚焼きグリルと蒸し器で事足りています。
食器洗い機はもはや家族の一員、大活躍です。
蛍光灯はジリジリするのがイヤで白熱灯を使ってます。
でもそんなに明るくはしません、ボンヤリと、夜は夜らしく。
日が暮れたら早めに寝ます。翌朝早く目が覚め、朝日が味わえます。
結果的に電気はあまり使ってませんが、現代的で不便のない生活をおくれています。

ソーラーパネルで発電、ガスで発電、省エネ機器への買い替え、エコポイント、
ホントにそれはイイことなのでしょうか・・・。
エネルギーの有効利用のために足し算をしたがる社会の仕組みが、僕にはどうも解せないのです。
経済・産業の業界があって、そこからのスポンサー収入で成立っているのがメディアで、
メディアから世に流れてくる情報の多くはある意図を背負ったものです。
なんだか物事の判断が難しくなってしまった世の中ですが、惑わされず利用されずにいたいものです。
少しでも環境に貢献したいという善意は、こんな時代ですから誰しも多かれ少なかれ持っているものでしょう。
高価な機器・設備を買わずとも、庭木の1本でも植えることのがよっぽど着実な一歩ではないでしょうか。
部屋を見回して、今使っていない機器のコンセントを抜くことが、
まずすぐにでも出来るエコロジー&エコノミーではないでしょうか。
モノを新しく買ってエコをやる、そんなの必要ないハズ、ですよね。

09.05.03
こういうコトを言ってくれる人が、もう、いなくなってしまったのかぁ・・・
と、忌野清志郎のJUMPを聞きながら思った。
確かに信じることを、まっすぐに、恥ずかしがらずに、少し茶化して、おそれず、
信念をもち、恐るべきエネルギーで、確かに実行する。
そうそう、この人こそ『狂気と社会性とユーモア』のズバ抜けた人だ。
ローリングストーンズよりもニールヤングよりも先に、いなくなってしまったか。
類い稀なる人を失ったニッポンの喪失感はたぶんデッカイけど、
当の本人は「いやぁ、いろいろあったけど、けっこうオモシロかったゼ!」と人生の出口ゲートを
あんがい晴れ晴れとくぐっていそうだ。
さようなら。忌野清志郎。
いつの間にか、もう順番は廻っていた。
この世の中が今よりマシになるために、自分にできることをいつもやろう。
青臭い言葉も、世間のクールな目も恥ずかしがらずに。
いい大人だから信じるのだ、夢を

【おおきな木:モデル住宅を建てませんか?】09.04.26
 ある程度どんな敷地にも建てられて、ある程度どんな家族にも暮らせて、ある程度自由なカスタマイズが住み手の好みでできて、建築家らしい住空間もちゃんとあって、それでいてコンパクトな間取りで、自分達が死ぬまで60年くらいは暮らせる頑丈さで、とりあえずの工事費が安く抑えられて、設計料も安く済ませられて、環境に少しは貢献できるくらいの棟数がこなせる、規格モノの住宅。・・・そういうのも作りたいと、前々から思っていました。
 いつものオーダーメード路線とは異なり、規格化して数をつくることを視野に入れたネイキッドなもの。「デザイナーズ建売り」とはちょっと違うのですが、まぁ似た面もあります。建築を始めて十数年、技術屋として蓄えてきたことと、作家として伐り開いてきたことがあり、それをまとめたモデル的な住宅、これを『おおきな木』と名付けることにしました。
 そこでどうでしょう、『おおきな木』を建てませんか?

 『おおきな木』は杉シェルターと同じ、軸組木版造で作ります。軸組木版造は現在2作目の設計がほぼ終わり、この工法の活かし方が色々と見えてきました。『おおきな木』では軸組木版造の特性を引き出していきます。
 『おおきな木』にはもう1つ大事な思惑があります。以前書きました災害後の復興住宅として住宅再建に最適な「土地さえあれば700万円から家が建つよ」という住宅モデルを一刻も早く用意しておきたいという思いです。ですので、自分の家と似たようなモノがいくつも建つこともあり得るわけで、そういうことをイヤと思わず、むしろ第1号になるのを誇りと感じてくださるかたが建主さんになってくださったら、これほど嬉しいことはありません。
 復興支援の際、無償で図面を提供するか多少の対価をとるかは、現時点では思案中です。私の気持ちは"無償で提供"ですが、社会への影響や発生する責任をよく考え、その時に答えを出そうと思います。(最後はけっきょく気持ちで走りそうですけど。。)

 さて、この『おおきな木』は「スナガというひとの作ってるものは少し気になるけど、"作家"との家づくりは大変そうな気もするナ・・・」というかたへ向けての提案です。カスタマイズでつくるネイキッドなガランドウですから、あとはどうぞあなたのご自由に。スナガの口出しは最低限のアドバイスにとどめます。
 設計側の業務が少なく済む分、設計料も通常よりグッとお安くできる予定です。『おおきな木』ではいくつか数をこなすことでの適正な利益があればいいと思っています。
 空間への強い思い、かなり特殊な土地、様々なこだわり、設計料への理解、作家への敬意、といったことのあるかたは、今まで通りのオーダーメイドのコースでご依頼いただくのが最適です。それはもう、魂を賭けて取り組みます。

 そんな『おおきな木』の概要メモはこちらからダウンロードしてください。(走り書きでゴメンナサイ。この企画は業務の合間にやってたので清書もプレゼンにもまだなってないのですが、まずは善は急げ!です。)
 規格化したのは「外壁形状、屋根の形状、階高、窓の位置、トイレ・浴槽・キッチンの位置とサイズ、階段の位置」です。建主さんの好みでカスタマイズできるのは「内外装の仕上材、2階とロフトのプラン、どの窓を透明にし曇りガラスにするか、設備機器のアップグレード、免震地盤改良、床暖房、バルコニー、増築」など。工事額はカスタマイズ次第でだいぶ変わります。それだけ建主側に自由度があるということです。カスタマイズでは工事の進行状況を実物で見ながら「あ、やっぱり2階にもトイレが欲しい」など追加していくことも可能です。
 たとえば単身者なら、ガランドウの空間にベッドと洗濯機をドンと置いただけで生活できちゃうかもしれません。おチビちゃんのいる若い家族ならローンを最小限にして2枚の布団に4人で寝るところからスタートして、DIYで徐々に2階をつくっていくのも楽しく堅実かもしれません。2世帯住宅の必要があれば最初から庭にお爺ちゃんの部屋を増築を、となるかもしれません。もっともっと広くというのでしたら『おおきな木』を2つくっ付けて建てちゃうこともアリ。
 そんな、ネイキッド・コンパクト・ガランドウを基本にした『おおきな木』です。興味が湧いたかたはぜひご連絡ください。まずは第一号をいっしょに作っていきましょう。
2009.04.26 須永 豪  sd@sunaga.org


09.04.18
「子どもと一緒のキッチン」の事例として、
新建築 住宅特集5月号に杉シェルターでの設計方法を寄稿しました。
子どもは床にペタッと座り込んで、お絵描きしたり、"基地"をつくったり。
イスに長い時間は座ってられません。
よくあるタイプの対面キッチンの場合、地ベタで遊ぶ幼児が母親を見上げる際、
配膳カウンターが邪魔で、かなり後ろまで離れないと母親とは目が合いません。
また、キッチンとダイニングが隣合い窓状に繋がってはいても、
部屋として仕切られてしまう感じはイヤなようです。
だから結局キッチンに来て足もとでまとわりついちゃう→台所仕事がはかどらなくなる→お互いにストレス。
これじゃぁザンネン。(以上、我が家の日々の子育てに基づく)
そこで、ダイニング側の床を小上がりにし配膳カウンターを低めにしてあげるようにしました。
たったそれだけのことで、子どもとの距離が半分以下にグッと縮まるのです。
夕食準備の慌ただしい時間帯も「ねぇねぇおかーさん、あのね、お花かいたよ、みてよー」
にちゃんと付き合いながら事を進められる、
仕事をもつ母には特に都合の良いであろう、コミュニケーションを重視したキッチンになります。
・・・と、文字で書いてもこういうのはイマイチ伝わりづらいですね。
「どうなっとんじゃ、図とか写真で見たいぞ」というかたは、
はい、どうぞ本屋さんで見てみてくださいね。

09.04.06
いやに人なつっこい野生のシャチを追ったドキュメント番組での、
クジラ研究センターのケン・バルコムという人の言葉が良かったので、メモっときます。
「私がうけた教育によれば、この世界には数学的に割切ることが可能な事実もあります。
しかし自然界の出来事の大半はそんな考え方では理解できません。
地球上では無数の生命が互いに関わり合い、未知なるなにかが起きているんです」
・・・簡潔でいい言葉でした。
数学とか科学で何でも測ろうとする文明社会だけれど、
お腹が痛いとき、手でお腹をさすると和らいだり、
それを母親(とかカワイイ我が子)にしてもらうと、もっと和らぐ。
そういう科学や数学では説明のしにくい、でも当たり前に知っていることって、
いっぱいあるもんなぁ。

09.03.29
杉シェルターで使っているのは日本の杉の木です。
しかし、日本で建てられてるほとんどの木造住宅が輸入の木材。
はるばる遠くの国から石油燃やして船で運んで来て、
おかげでジャングルが丸ハゲになったり、
立場の弱い途上国から買い叩いたりしてきているのに、
それのアタマにソーラーパネルをチョンと載っけたからって「エコ住宅」だなんて、
そりゃぁウソだろぉ、って思うのです。
「オール電化」の掛け声のもとブッソウな原発稼働させて、送電ロス分まで余計に発電してるのが
「地球にやさしい」だなんて、とても信用できないのです。

ソーラーパネルですら、製造の過程でCO2いっぱい出してて全然エコじゃないってハナシもありますし、
負けじと「ガスで発電」っていうのも、どうなんでしょう?
みんなして、自分に都合のいい情報しか流さない世の中ですから、
世の中に溢れてるうたい文句の、どれが誇大か、なにがホントか、
正直言って、僕にはわかりません。

じゃぁ100年後の孫から「じいちゃん、ナニやってきたんだよ」と言われないために、
今の私たちは、なにを選択していったらいいんでしょうね?
いや、僕にも自信をもって答えられることなど、ほとんどないです。
強いて言うとすれば「足りないものは使わない、余ってるものを使えるように工夫する」くらいでしょうか。
だから僕の場合は、日本中に余ってる杉ばっかりいっぱい使うことにしました。
(ただ民芸調の和風は趣味じゃないので、ちょっとだけ工法を変えました。
白く塗ればスクエアでモダンな空間ができあがります)

どうでしょうか、花粉症のかた、
せめて自分の家を建てる時くらいは、山に溢れちゃって困ってる杉(やヒノキ)の木をウンと伐って使って、
悩みの(恨みの)タネをこの世から少しでも減らしませんか?
ついでに触り心地や香りもいいですよ、石油からつくったビーニルの床材なんかよりはずっと。
どうでしょう、ビルダーのかた、ハウスメーカーのかた、
従来の住宅とさほど変わらぬコストで出来ますし、特許もとりませんでしたの、
自由に試してみませんか?

いやいや、なにもスナガに設計を依頼してくれなくたっていいんです。
僕は設計に時間が掛かるタチですし、一人でやれることなんて限界がありますから。
これは今まで在来軸組造をつくってきた人なら、簡単にわかる工法です。
ちょっと↓寄って見ていってくださいな。
僕は、軸組木版造と呼んでます。
もし必要なら、アドバイスなどいたします。
もし時間が掛かってもよければ、設計もいたします。

あーぁ、花粉症、ホントつらいですね。
100年後って、いったいどうなってるんでしょう?

(本日「渡辺篤史の建もの探訪」で放送の平野邸(杉シェルター)ですが、
建もの探訪のHPとウチのサイトとでは工事費の額が異なっています。
これは、番組独自の算定方式として
「造作家具・キッチンまでを含み、外構・床暖房等の設備は含まない金額」
という共通ルールで計算しているためです)


09.03.28
契約は、いつも気持ちがピリッと引き締まるものです。
これから始まる名古屋の住宅。
最初に会ったのは3年前だったか、ここ数ヶ月も待っててもらったりしたこともあって、
いよいよ本当にスタートだと思うと、
はじまるってのは、もう、それだけでスバラシイ感じがするじゃないか。
これからしばらくは月イチくらいで会い、インタビューをしながら色々方向性を模索し、
夏頃から基本設計に取りかかり、完成して入居できるのは丸2年後という予定。
契約の内容を解説しながら読み上げて、質問に答えていくと、
それだけで2時間くらい喋りっぱなし。声も枯れる。息継ぎも忘れる。
緊張も、たまにするのは気持ちがよい。
と同時に、現在進行中の物件の建主さんの顔も思い浮かんで、
スタートを切った頃の気持ちがよみがえり、そちらもまたピリッと引き締まる。
杉シェルターに続く軸組木版造の2作目も鋭意進行中。
けっして安くない設計料。それを納得して「あなたにお願いします」と言ってもらえるのは、本当にありがたい。
「高い設計料だったけど、でも高くなかったね」と、40年後くらいに言ってもらえる仕事をしよう。
セーブしたり、予定立てたり、条件スリ合わせたりせず、
始まったことは、もう「ありったけ」をやるだけだ。

09.03.19
『新建築 住宅特集2009年4月号』の近作訪問にて、杉シェルターが採上げられています。
1月号の時評に続き、アラップジャパンの佐々木仁さんが見に来てくれました。
そういえば、3月号の新建築賞(旧吉岡賞)でも、杉シェルターがチラッと触れられていました。
(「候補」にまでには挙がりませんでした。ザンネン)
杉シェルターは思いの詰まった作品ですので、
色々なかたちで採上げていただけて、本当にありがたいことです。

さて、さっき建築系の雑誌をひと通り立ち読みして、いつものように百花繚乱な作品群に、
「・・・これ以上、どんな変わったモノを作れというんだろう・・・」とアテられてきたんですが、
でもおかげで自分のスタンスの再確認ができました。
僕は「誰とも違うスペシャル・ワン」を作ろうとはまったく思ってなくて、
むしろ「誰にでもマネができて、みんなが前に一歩進むための見本」ができないかなと思ってやってます。
(まだ産まれたばかりの軸組木版造、思いついただけで具体化させていない復興住宅バンクは、
これからちゃんと育てていかなきゃ)
雑誌に出る創り手たちは、世に見せることを意識して作っている面が必ずあります。
僕も、作った建築がこの世をどこまで飛んでいくか、「飛べ、飛べ」と願いながら世間の反応も気にしています。
でも設計やってるからといって「雑誌に出なきゃ」というプレッシャーを感じるのはオカシイし、
「一度出たら次も出なきゃ」と、人と変わったことを探し続けてる必要もないはずです。
世のためになることをやってれば、いつか必ず光は当たるでしょう。
スポットライトの光を追っかけて廻ることほど、みっともない生き方はないと思います。
最近は雑誌を見て思うのは、「・・・ふーん。 さっ、自分は自分の仕事をしよっ」
現役でいる50年間をどう評価されようと、それは割とどうでもよくて、
100年後・1000年後のこの世にもしっかり残ってるような何かを、産んで育てて残せたらなと思っています。
以前僕のことを「狂気と社会性がいいバランスで均衡している」と書いてくれてた人がいました。
これは墓場まで持って行きたい、嬉しい言葉です。

09.03.18
友人のシキナミくんからお知らせが来てました。
20日・21日、お披露目(オープンハウス)があるようです。
ずいぶん前からコツコツ取り組んでいたのを聞いていましたので、きっと渾身の一作でしょう。
陽気もいいですし、出掛けてみてはいかがでしょう?
彼も僕も、いま必死で自分の道を探している時期なのかな、と思います。
バンドや小劇団と同じで、端で見ていて一番オモシロいのは世に出る直前、
ぶっ壊れるギリギリのとこで勝負をしているとき。
さーて10年後、お互いどうしてるんでしょうかね。

09.03.15
これまで書いてきたDaily、プリントアウトしてみたら電話帳より厚くなってました。
(A4で印刷すると1000枚!)
この膨大な量の雑文、書いてきて良かったという思いとともに、
うすうす気が付いてはいましたが、コレを目の当たりにすると、
(読んでくれという方が暴力だな・・・)とも思います。はい。
そこでこの中から「どこかの誰かの役に立ちそうな記事」を抜き出してまとめました。
入門編というか、自己紹介というか、
バックナンバーのアリ地獄に突入する前に、まずはこちらのものからザッと見ていただくのが、
安全かと思います。
当然ですけれども、設計を依頼するにあたってDailyを全部を読もうなどと真面目に考えていただく必要は、
まーったくありません。
胸ヤケ、(というか食あたり)の危険がありますので、どうぞお気をつけ下さい。
□survival design□「その2」のズーッと下の方、ここにまとめておきました。

09.03.14
「オープンハウス メール」という仕組みを作りました。
こちらinfo@sunaga.orgに「登録希望」と書いてお送りいただければ、
須永豪・サバイバルデザインの建築のオープンハウスや出版情報が決まり次第、
メールでご案内をお送りいたします。(建築の学生さんはご遠慮ください)
申し込みの際「お名前・連絡先メールアドレス・ご住所・電話番号」は必ずご記入ください。
(個人住宅の地図等をお送りすることになりますので、情報はしっかり管理しておかなくてはなりません。
また集めた個人情報の方もよく注意して管理いたします。)
オープンハウスは建築の完成時に年1・2回していまして、これからもこのDailyでお知らせをしていますが、
工事の進捗状況を見極めておこなうため、アナウンスが急になってしまうこともあります。
最近は更新の少ないこのDailyですので、見逃してしまいそうなかたは、ご登録いただきますと確実です。

09.03.09
建もの探訪の放送日、東京では3月29日(日)の予定です。(変更がなければ)
地方局は数日・数週間遅れ(四国はなんと1年半遅れ)での放送です。ちなみに長野では6日遅れとなります。
はなしは変わりますが、当websiteを少しだけ更新しました。
□Top□を少し変え、□survival design□を書き直しました。
サイトを立ち上げた頃と、心は何も変わっていないのですが、
少しずつ積んできた経験のおかげで、伝えたいことをもう少し明確に表現できるようになりました。
他にもちょこちょこと更新したページもありますので、
よかったら、たまには一周みて回っていただけると、嬉しいです。

09.03.04
朝起きると一面の雪。
街の沈黙、時が止まってる。
この冬5回目の雪。
子供だった頃は東京でも年に数回は積もっていたと思う。
起き抜けに目にする窓の向こう、
「あ、ゆきだ・・・」
その気持ちは、大人になっても全然変わらない。
雪国で暮らせるほど身も心も丈夫じゃないんだけど、
これくらい、たまに降ってくれると嬉しい。

09.02.21
「ナイですね、雑誌とかに載ってる他の家を見ても、
もう"いいな"って思うことは。
逆に、あっちゃオカシイのかもしれないですけど。
僕らの家を設計してもらったんだし。
置いてある器がいいなとかはあるけど、それくらいだなぁ」
「建もの探訪」の撮影隊が帰った夕方、ホッと一息つきながら建主さんと話していた時のひとこと。
きっと一生忘れないと思う。
建築家が頑張るほど、思い入れが強くなるほど、自分の力量を越えたモノができるほど、自己の満足度が高いほど、
クライアントのそれとは乖離して行くんじゃないか、自己満足を押し付けてやしないかと、
もう半分の黒い影が育ってるんじゃないかと不安も感じていた。
「ナイですね」と言い切った言葉、本音だったと思う。
小さい不具合・不便はあるはずだし、設計中は遅れ遅れでかなーり不安にさせてしまったハズだけど。
終わりよければ、すべて良し。うん、昔の人はいいこと言ったもんだ。
互いに人として遠慮なく付き合える関係は、
きっと今日からが本当の始まりなのだろう。

09.02.08
先日「受賞のお知らせ」というのが郵送されてきた。
封を切ってみると、住まいの環境デザイン・アワード2009『奨励賞』と書いてある。
ショーレーショーってナンジャロ??・・・。
確かに応募はしたけど、そんな賞の枠はなかったハズ。
「運動会で言うところの『がんばったで賞』じゃないの?全員がもらえるやつ」
なんてカミさんは言う。ずいぶんコケにされたものだ。
「みっともないからやめなさいよ」の声を背中で聞きつつ、
恥を忍んで事務局に問い合わせてみると、
当初の予定にはなかった賞を、審査の過程で追加することになったのだそうだ。
本来は審査員が選ぶ6作品(と東京ガスや住まい系雑誌の編集者が選ぶ11作品)に賞が与えられるところ、
審査員からの要望で杉シェルター(ともう1作品)に急遽、
奨励賞という枠を設定することになったのだとか。
応募のあった130作品すべてが奨励賞ってわけでもなかったようで、ちょっとホッとした。
なんでも「審査の過程で、杉シェルターは何度か議題に上がりながら賛否は分かれていた。
とはいえ世には出してあげたい作品だ、と特に審査員の千葉学さんが強く推していたのもあって、
規格外の賞を追加することになったんです。こういうことは当コンテストの11年間で初めてです」とのこと。
続けて「残念ながら賞金はナシなんですが、賞状だけでもお受けいただけますか?」と。
ホントはグランプリの賞金100万円に目がくらんで応募してたのだけど、
枠のないところにわざわざ賞を作ってくれたのだから、
そりゃぁ、ありがたく頂かなくては。
はみ出し者冥利に尽きる今回の受賞です。
審査員は東利恵さん、小嶋一浩さん、宿谷昌則さん、千葉学さん、青沼光一さん、でした。
ちなみに、この杉シェルターそのうちテレビでも紹介の機会がありそうです。
詳細が決まったら、またお知らせします。

09.01.07
いつも自分用につくってるシンプルなカレンダー、
地味な改良を繰り返してきて、今年のポイントは六曜がかすかに入っている!
よかったらプリントアウトしてお使いください。
ホント、味も素っ気もありませんけども。
はいダウンロード

【考え中】09.01.01
知識があれば豊かになれた。
栽培の難しい作物でも、どこかの誰かが発見したテクニックを自分もマネしてみることで、収穫量が増える。
お腹いっぱい食べられるようになった。
みんなが知識を得るようになった。
交流が広がり、知識を交換するようになった。

情報があれば儲かるようになった。
たくさん採れたジャガイモを、海辺の街へ持って行く、
うまく貯蔵して季節を外して売る、よそより安くうんと売る。
それぞれの特徴を知って、差を使う。
お腹に入るよりもっと、の財産を持てるようになった。
やがて情報はゆき届いた。

アイデアがあれば満足を誘うことができた。
水滴模様が彫刻された"冷たそうに見えるコップ"、グナッとした食感が新しいぬれ煎餅、
評価の土俵に載らないリメイク着物、宙にも浮くデザイナーズハウス。
情報が行き届いた中で、初めて目にするものはちょっと新鮮。
オモシロイことで、心も満たされるようになった。
そしてちょっとしたアイデアばかり溢れた。

今たぶん、確かなものを、と求めている人は多い。
たとえば、あんなことやこんなことが思い浮かぶ。
確かなもののおかげで、世の中はどうなってくのかな?
そして確かさが満たされたら、人は何を思うのかな?
それで、そのあとは?

さて、あけましておめでとうございます。
去年から考えていたこと、いまだ考え中です。
どうぞ今年も、幸せでありますように。
厳しくても、苦しくない世の中でありますように。
あと、・・・・・・ちょっとくらい、儲かりますように。っと。
カミサマ見てるかな?

さて、2008年のDailyはこちらか、
右のバックナンバーメニューからどうぞ。