Daily・・・日々雑感

2006.05.31 (wed)
写真の打ち合わせと称してサバデザweb担当のS氏と
午後中を武蔵境のスターバックスでゆるい時間を過ごす。
途中、画期的な発明をひとつ思いつく。
どこに売り込みにいこうかと考えるも、なんだかめんどくさくなり放棄。
夕陽がターミナルを染める時間まで話しは尽きない。
本日の収穫、『朝日は射す』もの『夕陽は染まる』もの。

2006.05.30 (tue)
こんなヒドい展示会を見たのは初めてだ!
ダビンチコード展、 これじゃ六本木まで映画のテレビCMをわざわざ見に行ったようなもので、
チケット代1500円ってのはこいつぁ詐欺だろう。
ウチは新聞屋からもらったチケットだからまだ被害は少ないものの、
貴重な時間をこんなつまらんことに割いてしまった喪失感で、もうガックリ。
主催者の悪意を感じる展示会ってのは初めての体験だわ。
ワタシ、映画は絶対に観に行きません。
お祭り企画して金儲けしようという連中への、庶民にできるせめてもの抵抗。
テレビでやれば見るだろうし、本は読むかもしんないけど。
そんなわけで猫背でうなだれて六本木ヒルズをあとに。
このまま帰るのも実に切ないので、ムダを取り返そうと青山散策をしまして、
相変わらずプラダはスゴイですな。
同潤会跡の表参道ヒルズは・・・。
ま、しょうがないか、六本木ヒルズと同じ森ビルだからな。

2006.05.29 (mon)
時計仕掛けのオレンジを見たのだが、
キューブリックの映画というのは感想が書けないなぁ。
文章化できないようなことを感じさせる映画というか。
2001年宇宙の旅・フルメタルジャケットもしかり。
映像はウソみたいにキレイで、
柔らかく舞うような音楽が幻想的で、
そして同時にすごい不快さが同居する。
なんだろう、天才の映画だということはわかるのだが、言葉が見つからない。
例えるなら、「水がキレイ過ぎて魚が住めない湖」そういう感じのする映画。

2006.05.28 (sun)
少し残っていた革貼りの作業が終わって、
さて帰るかというタイミングに、友人から電話がかかってきた。
「オープンハウス、今から見にいこうと思ったんだけど、昨日だったんですね」
・・・・・・いいよ。
・・・待っててやるからおいで。
そんなわけで、まったくタイミングの悪い男のおかげで
予期せず一日ゆっくり月の家の空間を味わう時間がもてた。
こっちに座り込んだり、あっちに寝転んだり、うたた寝してみたり、
オープンハウスでウロウロしていただけの時には気がつかなかった眺めや
雨の日ではわからなかった光と影のグラデーションを発見したり。
月の家朝の家の時と違ってもともとリフォームなので、
引き裂かれるような別れのつらさはないけれど、
日射しや雲の流れ太陽の動きによって美しいシーンが次から次へと展開されていくのを見ていると、
やっぱり、いいなぁ・・・と羨ましくなる。
こんな家に毎日暮らしていたら、人間性が違ってくるだろうな。人生も変わっちゃうだろうな。
自分で言うのもなんですが、精神性の高い空間が実現できたなぁ・・・としみじみ思います。
自分で言うのもなんですが、建築家なんだなぁオレ、ただの設計屋じゃなくて、と思います。
朝の家・月の家と立て続けに完成してみて、やっと自信が持てた気がしますよ。
朝の家も月の家も一旦は「人に見ていただくに値しないからオープンハウスはやめよう」
と竣工間際の時期に思ったりもしてたんですが、公開して良かったですな。
自分で言うのもなんですが、スナガゴウという男はけっこういい仕事してますよ。
お仕事の依頼はいつでも受け付けております。ははは、宣伝しちゃった。
ま、どんな依頼主とでも必ずいい結果が出せるのかというと、そうではないので、
お互いの人生の中で、人間として付き合っていけるかたとしか仕事はできないと思っているのですが、
そういうかたと出会いたいなという想いでHPを張っています。
今後ともsurvival designとスナガをどうぞよろしく。

2006.05.27 (sat)
月の家』オープンハウスにへのご来場
ありがとうございました。
雨でしたがたくさんの方に来ていただけまして、
おかげさまでいいお披露目ができました。
さて、いかがでした?
感想などいただけますとありがたいです。
創作の燃料はいつも誰かからの感想です。
ちょっとした嬉しい一言が、ユンケル20本分よりも効くパワーの源になります。
痛いとこ突く一言がクリアすべき課題となり、建築というゲームをおもしろくしてくれます。
どうぞよろしくお願いします。
ちなみに、worksへのアップは1ヶ月くらい先になると思います。

2006.05.26 (fri)
「これリーディングの時にいつも私がつかっている水晶なんだけど、
須永さんこれを読み取ったんじゃないかと思うのよね。」
と言って見せてくれたこの水晶、
僕が提案したリフォームの平面図と同じカタチをしているんですな。
もちろんこの水晶見るのは今日が初めて。
・・・・・・ゾゾゾー。
トリハダタッチャッタヨ。
『月の家』は当初『水晶の家(仮称)』としてたけど、
いや、べつに水晶をモチーフにプランニングしたつもりはみじんもないけど、
ナニカを感じていたのかなぁワタシは。

2006.05.25 (thu)
たとえば、薪ストーブの床が白いモルタルでも別にいいんじゃないかと思う。
「床が白いんじゃすぐに汚れちゃうね」
そんなことを言ってくれる人もいるけど
「白い床に炭が落ちて黒くなる」だけのこと。当たり前よね。
『汚れる』って言葉、そういやなんだかずいぶん簡単に使われているね。
「炭で黒くなる」「煙草のヤニで黄色くなる」「手に土がつく」「襟に汗が染みる」「皿にケチャップがつく」
つい「汚れる」という言葉でひとつで済ませてしまうけど、
いったいなにをそんなにまで、清潔の維持にこだわるのだろうか?

2006.05.24 (wed)
『ウォッピング』と命名しよう、
買わずに見るだけのお買い物を。
ウィンドーショッピングのような眺めるブラブラ、お散歩半分の甘い気持ちではなく、
買う気で真剣に見て歩いたがそれでも購入に値するモノを見つけられないとき、
これを『ウォッピング』と呼ぶことにします。はい。

2006.05.23 (tue)
スポットライトを作ることにした。
見た目も機能もコストもシンプルなやつを。
スポットライトの役割は「狙ったところに明かりが欲しい」それだけ。
メカっぽさは余計な存在感になるから不要。
一般発売するわけでもないから、クレームを気にして過保護な設計にする必要もなし。
グニャっと曲げる。
じつはそれだけで照らしたいところをちゃんと狙える。
そんなスポットライトをつくりました。
でも売りません。
survival designが設計した建物にだけ取付きます。

2006.05.22 (mon)
『きもちいい』と『ここちよい』の違いをわかっていない人が多いのよ。
・・・カミさんがいいことを言った。
あまりに切れ味のいい言葉だったもので、
食べかけてたラーメンが逆回転でズルズルっとドンブリに「ただいまー!」って
元気よく帰っていってしまうほどだった。
さて、このふたつの違いを意識したことってあります?
あなたならどう説明できます?

2006.05.21 (sun)
建築は『構成と芸』である。
ということに今日気がついた。
建築家にとっては構成を攻めていくことが設計行為の中枢なわけだが、
できあがった建築作品を見てあーだこーだと言う外野の観客達は、
けっこう『芸』の方ばっかり見て言ってる。
それは建築家同士も含めて、そういう傾向がある。
空間構成というのはなかなか写真で説明し難いのに対して、
素材やディテールはバッチリ写真に写るものだから、
ついついそちらに意識は引っ張られ、
芸の個性の方をつい作風・作家性として認識してしまう。
『構成』の方法そのものを作風として獲得できた建築家は本当に少ない。
今日はカミさんと某ベテラン住宅作家のオープンハウスへ行ってきたので、
帰ってくるといつものごとく家族会議。
「・・・なぁ、どう思う?」から始まり、お互いに感じたことをムリヤリ言葉にしながら、
建築は『構成と芸』に分けて考えるべきだという結論に達する頃には、
もう深夜になっていた。
ごくろうさん。

2006.05.20 (sat)
飲み水に関して、長いこと試行(思考)錯誤を重ねてきたけれど、
いま、このところブリタに落ち着いている。
とはいえ、やはり摂取する水分を企業一社の技術に依存することは
長い間での蓄積のことを考えれば危険だとも思うので、
米・みそ汁・コーヒーなど調理で使う水はブリタ、
ゴクゴク飲むのはミネラルウォーター、と分けている。
米はサンヨーの炊飯器のおかげで「どこで外食しても、やっぱウチで炊く米が一番うまい」
というくらいにモチモチに炊けるようになったし、
加えて最近はブリタのおかげで、米を研ぐ水なども塩素たっぷりの水道水を使わなくて済むようになった。
安くて手軽でソコソコの浄水器という意味で、ブリタは結構おすすめです。

2006.05.19 (fri)
「毎っ回思いますけど、ホント髪多いですねぇ」
髪の毛を切った。
いつも床屋さんでその言葉を聞くたびに、
床屋さんが定額制でなく、髪の毛の刈った目方に応じて支払う測り売り方式だったら、
僕はだいぶつらい思いをしてたろうな。
と、そんなことをいつも思うのだ。

2006.05.18 (thu)
毎回、建具の引手には凝ってしまう。
見た目にシンプルであること、
製作に手間が掛からずコストが安く済むこと、
指を絶対に挟まないこと、
またその安心感が感じられること、
開け閉て(あけたて)が、まどろっこしくないこと、
手触りを意識すること、
かといって暑苦しい想いも残らないこと、
・・・解決したいのは、そんなところだろうか。
なにもモノ珍しいことをしたいわけじゃない。
今日現場で建具屋さんと会ったら、
「わぁかったよ!図面の意味が。作って現場にセットしてみて初めて。」
と嬉しそうに言われた。
図面には作り方しか書いていないから、それだけでは設計者の意図は伝わりにくい。
「スナガの標準仕様をいつもの建具屋さんと育てていく」そんなふうに仕事をしていこうと思っている。

2006.05.17 (wed)
そうか。
『さよなら』には希望が含まれているんだ。
そんなことを意識したのは初めてかもしれない。
お別れなわけですが、長い人生いつかどこかでもしまた会えるようなことがあったら
それは素敵ですよね。
じゃ、さよなら・・・
そう考えてみると『こんにちは』の方には色気も素っ気もないな。
さぁこれからですよ、というのが前提なので、
あえて意識して「でもいつかはお別れがやってくる」なんて思ってみても、弱い。
『翳りの中に射してこそ、光は輝きを放つ』
そんなことを思った。
「あなたの写真って、『さよなら』の写真ですよね」
お互いの作品集を見せ合いながら飲んでいて つい口を突いて出た言葉に、
ネガティブの中にあるきれいな一滴の雫を見たような気がした。

2006.05.16 (tue)
コドモが髪を切った。
産まれてからずっと伸ばしてきて初めて。
(前髪だけは切ってたけど)
髪が伸びるほどに、赤ちゃんはどんどんコドモらしくなっていった。
そしてまた、髪を切ってみればみたで、グンとおねえちゃんっぽくなる。
何があっても無くても、とにかくどんどん成長していくんだねぇ・・・。
そうそう、もちろん髪の毛で筆を作るアレをやるつもりです。
親バカですから。

2006.05.15 (mon)
先日現場に向かう途中、以前お世話になった建て主さんにバッタリ会ったら、
「HP見てますよ」と。
ははは、お恥ずかしい・・・。
しかも更新できてないし。
毎日120くらいのアクセスがあるということは、
意外なところで見られているのでしょうな。
更新、ぜんぜんDailyじゃなくなってきてますが、
このままじゃマズいと思ってますので、
もうちっとがんばります。

2006.05.14 (sun)
うちのコドモのつむじが、
僕のオヤジにそっくりなのだ。
遺伝子ってすごいね。
こんな小さなところにも生きてんだから。
しかし、なんで似てるってわかるんだろう?
ウチのオヤジには毛がない。
従ってツムジもないのだが。

2006.05.13 (sat)
夜11時過ぎ、携帯が鳴った。
家族が寝静まった夜中の電話はドキッとする。
そんな時間になってまで掛かってくるようなのは
身内が危篤だとか死んだとか、たいていはロクな内容ではない。
そういう思い込みがある。
幸いと言うかなんというか、今晩のはそういう電話ではない相手からだった。
着信に表示されている遊び仲間の名前を見てホッと胸を撫で下ろし、
静かな夜にノイズのような光りを放ち小刻みに震えているケータイを僕は無視することにした。

2006.05.12 (fri)
日付と更新がズレズレの今日この頃ですが、
ワタクシ本人はあまり気にしておりません。
そのうち一気に追いつきます。
さて、月の家のオープンハウスについておしらせページを作りましたのでご覧ください。
竣工間際で例によって徹夜に近い日々が続いております。
みなさま体調管理には充分お気をつけを。

2006.05.11 (thu)
月の家のオープンハウスをおこないます。
5/27(土)12:00から18:00
場所は東京都府中市、武蔵小金井駅か府中駅からバス。
大規模なリフォームで空間をガラッと変えてしまいました。
不思議な空間ができあがりました。
詳細は近日中にアップします。
今後1年くらいはオープンハウスの予定はありませんので、
この機会にぜひいらしてください。

2006.05.10 (wed)
こういう英和辞典を持っている人は、どういうひとなのかなぁ・・・。
(←クリックで拡大)
辞書の断面にインデックスを書き入れる。
うん、やるやる。
学生にとっちゃ必須ですな。
でもこの辞書は、途中で辞めちゃってるんだなぁ。
たったこれだけのことを、どうして中途半端に・・・。
学生生活の数年間、いくらでも書き足すチャンスはあったろうに。なぜ?
しかも、よくよく見てみると、H・I・J・K・L・M・・・『N』すら完成していない。
・・・・・・。
どういうひとかなぁ・・・。

2006.05.09 (tue)
似てるけど全然違う。
色の話し。
「モーニング娘を見て、どのコも同じ顔にしか見えない」
というのと同じで、
色というのもパッと見では同じような灰色にしか見えないのだが、
でもそれらをズラッと並べて、「さて、外壁はどの色にしようか」と真剣に向き合ってみると、
今まで同じに見えていた色達が、まったく別モノに見えてくる。
むしろ、「あぁコレとコレの中間の色が欲しいんだよなぁ」なんて欲すら出てくるほどに、
その差が意識できるようになる。
たとえるなら、五月みどり小松みどりの違いくらいにしか感じていなかったものが、
小柳ルミ子くらいの違いには感じられるようになってくる。
ということだろうか。
たとえ話にしたところで、よりわかりにくくなってしまった気もするが、
まぁ、そういうことである。
似て非なるというはなし。
今回、年末に購入した色見本帳『日本の伝統色』『フランスの伝統色』『中国の伝統色』
の存在が大いに役に立った。
月の家というリフォームの現場での外壁塗装の色。
『日本の伝統色』のシリーズから選んだ灰汁色(あくいろ)になりました。

2006.05.08 (mon)
自営業をしていると資産運用のセールス電話がしょっちゅう掛かってくる。
『儲かるんだから、おまえの金をオレに預けろ』と言ってくるのだが、
儲かる話しなら赤の他人に教えずに、自分だけでやればいいのに、
正直に『オマエの金でオレを儲けさせろ』とは絶対に言わないんだなぁ。
しかもこの手の電話は失礼きわまりない連中が多いのでいつも気分を悪くさせられる。
手短に切りたいのだがそうもさせてもらえないでイライラすることが多い。
そんな迷惑な運用セールスの電話だが、鮮やかな切り方を目にしたことがある。
ある、クリエイターさんの事務所で打ち合わせの最中、
その方のところにも運用セールス電話が掛かってきたようだった。
「もしもし。・・・あ、ボク失業してますから、ガチャッ!」
は、早い。
スマートかつ相手に有無を言わせぬ対応。
スバラシイ。
それ以来、いつもマネしてみたいと思うのだが、これがなかなか難しい。
ついいつも「はい、サバイバルデザインです」と電話を取ってしまうため、
『失業』の言い訳はできない。
「破産の手続き中です」とか言えばいいのかも知れないが、
ウソでもそういうこと言う勇気ないなぁ。

2006.05.07 (sun)
川村記念美術館のミュージアムショップで、
カミさんが落花生の消しゴムを買っていた。
やめろって言ったのに。
千葉だから落花生という安易さと、
何でも消しゴムにしてみたがる思考停止。
この物体を落花生のフェイクだと規定しているものは、
表面の薄いアミアミのラインしかないというのに、
消しゴムとして実用しちゃった瞬間から、
アミアミは消え、ヒョウタンともキン○マともつかない、
意味不明な物体になる。
そんなこと、ショップで目にしたときからわかってるのに。
どうして買ってきちゃうのかなぁ・・・。
あ、そうか。
Dailyのネタになるからだ。うん、きっとそうだ。

2006.05.06 (sat)
月イチでいつも参加している勉強会、
今日のは今までで最低とも思える、恐ろしく盛り上がらない日だった。
ま、長くやってりゃこんな日もあらぁな。
我々自営業とはいえ、世間の連休ムードの影響を受けないではいられないのかもしれない。

2006.05.05 (fri)
和田高広さんの写真展。
いやぁ、良かったです。
どう良かったかをちゃんと説明すると長くなるのですが、
一言でいうと、
「飲まれちゃう写真」でした。
あそこに掛かってた、あれとあれが欲しかったなぁ・・・。
もうちっとお金持ちになったら必ず買おうっと。

2006.05.04 (thu)
立川でこれからはじまるリフォームの打ち合わせへ行く前に、
カミさんと月の家へ立ち寄る。
コルクタイル貼りの職人Tさんが作業中。
このひと、コルクの業界では知らない人はいないと言われている職人さん。
久我山のタテウリから朝の家、月の家、コルクは全てこのかたにお願いしてきた。
「須永さんの階段はラクに貼らせてもらえるのが一件もなかったですねぇ」
と冗談っぽく言われてしまった。
そりゃぁそうだ。
十人並みの職人さんでは無理な納まりだから、
散々探してTさんにたどり着けたのですから。
今後とも末長いおつきあいをよろしく。
簡単な階段は今後も無いと思いますが。
さて、立川のリフォームでもコルクを貼るところは出てくるかな?

2006.05.03 (wed)
旅行の際、安曇野いわさきちひろ美術館
『おにたのぼうし』を購入。
昔から自分が持っていたものと並べてみて、
その色彩の鮮やかさに驚いた。
麦わら帽子が青い!
ん?その前に、表紙は茶色なのだと思っていたのだが、真っ白じゃないか。
この絵本全体を通して滲み出ていた貧乏くささは、
新品の方には感じられないなぁ。
新品の方がキレイなんだけどね、なんか違うなぁ・・・。
やっぱ、ボロい37年モノの方がいいや。

2006.05.02 (tue)
小布施に向かい、北斎館に立寄り、
志賀高原を越えて東京へ帰ろうとしたら、霧で視界8mくらい。
運転していても何も見えず、えらい怖い目に遭う。
都会では味わえない貴重な体験。ま、それも楽しい。
引き返して上信越道をひた走る。
普段あまり車に乗らないもので高速道路は怖い。
時速120キロで走っていると、運転している本人も怖いしヒジョーに疲れる。
一瞬のミスで死んじゃうという状況は緊張せずにいられない。
助手席にいるカミさんからも、「ちょ、ちょっと、怖いんですけど・・・」と声があがるので、
時速110キロにおとしてみると、ホッとする。
さらに時速100キロにおとしてみると途端に下道を走っているくらいにラクになる。
この辺の感覚はカミさんとも共有できていたので、
人間が感じる本能的な「もうダメ」のラインというのがあるのかもしれない。
高速を走りなれている人はそんなことを感じないのかもしれないけど、
それには麻痺が含まれているであろう。
ま、現代の先進国に生きていれば電車・バスにも乗るのだから、
そもそも麻痺しているわけで、
アフリカからニカウさんに来てもらって実験してみないことには
・・・とはいえ、古来から人は馬などの動物に乗ったりしていたのだから、
ある程度はスピードへの免疫も備わっているハズよね。
調べてみると競馬のサラブレッドで時速60kmなのだそうだ。
そうか。そう考えてみると僕らの日常的な生活でのスピードは、
古来からそんなには変わっていないのかもしれないな。

2006.05.01 (mon)
『ダム』というものをたぶん初めて見た。
プロジェクトXで有名な、あの黒四ダム(黒部ダム)。
あれだけの水が、あの壁一枚で仕切られているってのは驚く。
シェル構造のような三次元にひねった面にすることで保たせているようだ。
最小限のコンクリート使用量と最小限の工期という命題がこんな構造にさせたのだと。
土木構築物の圧倒的な迫力を見てしまうと、建築はかなわんなぁ、と思うよ。
それにしてもここの場所は、四方を山という自然に囲まれたうえに、
ダムの壁までもヘンテコな曲面をしている。
垂直・水平なモノがなく、しかも目もくらむ高所というロケーションだし、
おまけに太陽も出ていないもんだから、
平衡感覚がおかしくなってクラクラしてくる。
飛び降り自殺しちゃう人もいそうだな。
つい余計なことを考えてしまう。
それくらい高い。それくらい怖い。
そして、ものすごいバランスの崩れかたをした現実ではない世界のよう。
地場が狂ってるというか、なにか妙な念のようなもので満ちているというか、
どう表現したらいいのか解らないのだけど、なんだかすごい場所ですよ。ここは。

さて、4月のDailyはこちらか、
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