Daily・・・日々雑感

2003.09.30 (tue)
マッサオよ空が。
バカみたいに青いの。笑っちゃうくらい。
空が青いと、なに撮ってもアーティスティックに写る。
ウナコーワなのにねぇ。芸術の秋だねぇ。


2003.09.29 (mon)
涼しい日が続いたので、先日スダレをはずし、布団も夏掛けをしまい冬用を出した。ら、・・・・・暑い。
余談だが、まぁいつだってここに書くのは余談なのだが、
日本人は、タイとかああいう気候の変化の少ない国の人と比べて、記憶力が良いのだそうだ。
「あの人と初めて会った日は、秋口のなま暖かい日で、ニラの花が風にそよいでいたな」とかいうように、気候・季節と合わせて記憶しているらしい。
最近、昼も夜もなく実施図を描いていて、あんまり自然と対話していない。
脳みそ偏重型の生活で、ごはんを食べても散歩をしても、ウワの空。
「あそこのアルミサッシは・・・」「ココのドアの鍵は・・・」「落ち葉掃除不要のバルコニーにするには・・・」
意識のなかでずっとコンピューターの画面があって、カチャカチャやってる。
ヴァーチャルな刺激ばかりで、皮膚で季節を感じていないな。
明日こそ、ヨガに行こう。

2003.09.28 (sun)
きのうの続き。
世の多くの『商品』は「店頭でいかに目立つか」という視点でデザインされている。
最近ようやく、Imacが出た頃からだろうか、コンピューターに始まり、液晶テレビ、冷蔵庫、キッチンの小物類、さまざまなものに「インテリア意識」が見られるようにはなってきた。
しかし現在でも、「デザインは売るための操作」という商品が大半を占めている。
戦後の焼け野原から、物の無い時代に育った世代の、「手間が掛かっていそうなデザインの方がお得」というゴージャス嗜好。
私の父も、まさにこの世代。一つでも大く要素が入り込んでいるものを好む。
平らなものより、モールがついているもの、真四角なものよりちょこっと曲面が入っていいるもの。
日の丸弁当というトラウマを持つ、幕の内弁当派。
もうそろそろ、この風潮も変わるだろう。
第二次ベビーブーム世代が30代になり、世の中の購買層が第一次ベビーブーム世代から、移ってくる。
経済のターゲットもそちらを向く。二分化する。
僕ら第二次ベビーブーム世代は、恵まれた育ちをしており、嗜好が親世代の反対に向かう傾向があるようだ。
シンプルなデザイン、素朴で、肩の力の抜けた自然体、ネイチャー志向。
親世代はやっぱりエリエールティッシュを買い続けるのだろうし、僕らは無印なんかを使う。
どちらが良いとかいう話ではなく、僕らも親世代も、世の中と育ちに無関係ではいられないのだ、きっと。

2003.09.27 (sat)
コラムに『箱ティッシュ問題』を書いた。
「それが部屋に置かれてどうか」という事を真剣にデザインされている商品は少ない。
という話。まぁ、読んでみてくださいな。太字をクリックすると、ジャンプします。


2003.09.26 (fri)
このあいだ無印良品で帽子を買った。
ハンチングとかベレー帽とか、そういう形をしたやつなんですが、なんかまた別名で売っていた。
ラッパズボン、パンタロン、ベルボトムとかヒラメとカレイとか、そういう差のことだろう。
気に入ったものはすぐに使いたい。夕方、吉祥寺に野暮用で行くのに、ご機嫌で被っていった。
真新しい、帽子。ウレシイナ。
そうそう、カミさんから頼まれていた。無印で買ってきてもらいたい物があるから、と。
やや、無印良品?
行ってみるとそこには僕の被っているのと同じものが、店内にはたくさん並んでいた。そりゃそうだ、この帽子もつい何日か前にココで買ったのだ。
試着していると思われたら、試着のフリして万引きしてると思われたら、マズイな。
買ったものだと証明できるような何か・・・あぁ、見た目にもまだ新品同様だし・・・・レシートは家だしな・・・
あっ、ニオイはどうだ?「嗅いでみてくださいよ、僕の汗のニオイ」・・・・・・それじゃ変態だ。
エスカレーターで2階に上がる途中、「もう店員の目が届かないな」というトコロで、帽子をカバンの中に隠し込んだ。
あっ、し、しまった・・・。この動きはますます不審なじゃないか。ボクハマンビキジャナイ。
あぁ・・・かといって、もう2階についちゃう。ここでカバンから出すのもまた怪しいし、あぁ・・・
こういう時って、皆さんどうしてます?

2003.09.25 (thu)
ウチの急須には茶コシがついていない。
茶コシは茶コシで、韓国で買ってきたかわいらしいのがあるので、それを使っている。
一番茶を入れたら、茶っぱのカスを洗って流す。二番茶を入れたら、また洗う。出がらし覚悟の三番茶・・・。とにかく一回一回洗う。
スーパーで売っている、小人の帽子のようなステンレス網を中に付ければ、毎度毎度洗わなくて便利なのかもしれないが、
不思議なことに、今までそういう気を起こしたことは一度も無かった。
かつてステンレス網を付けていた頃は、急須と一緒に、最後に一回だけ洗えば済むのにもかかわらず、その一回が、めんどくさかった。
『急須+1』というイメージ。どうせなら、その『+1』の部分は急須の方に飲み込んでもらって、『急須』以上!、と言い切ってもらいたい、と思っていた。
その頃と比べて、今は『急須+(茶コシ×3)』で、労力は増えてしまっているのが、ステンレス帽子に戻す気はさらさら無い。
 さっき、なにげなくお茶を入れていて気がついた。
そうか、今使っている、『茶コシにしか使えない茶コシ』には、洗う手間と共に、じつは「使う楽しみ」という、機能で割り切れない隠れた能力がある。
それに対してステンレス帽子は、たいへん合理的であるがゆえに、使う楽しみはお茶っぱと一緒に急須の中へ潜ってしまい、
洗う手間だけが顕在化してしまっているのだ。
『手間』は『楽しみ』とセットにすると、お釣りすら返ってくる。なんて素敵なサイエンス。
 さて、設計屋らしくまとめるなら、「建物も同じで・・・・あぁだこうだ、あぁだこうだ・・・・・」と講釈を垂れることもできるのだが、今日はやめておこう。
素敵な発見、理屈にスリ換えるてしまうには、もったいない気分なのだ。

2003.09.24 (wed)
新宿駅、大江戸線の地下通路に入ると、やわらかなクラリネットの音が響いていた。
あぁ、石原さんがやりたかったのは、コレだったのか・・・。
憂鬱な沈んだグレーの、ただ寒々しい通路。こんなところを歩かされたら、気持ちまで沈んでくる。
平日の昼間、こんなところ通るのは、何かに急がされている人。
誰も好きでサイボーグをやっている訳じゃないけど、肩を叩いてもらわないと自分でも気がつかない。
冷たい金属から作られたクラリネットが発する音色は、不思議なことに、乾いた樹木のような、温かくて繊細な息づかい。
あぁ、そうだった。オレ生身の人間だぁ・・・。

2003.09.23 (tue)
家づくりの会が発行している家づくりニュースの、『道場報告』というコラムを頼まれていたので、それを書いた。
僕の場合、文章を書くと、ついつい筆が滑ってしまい内容が過激になる傾向がある。
もともとの人間性がそうなのも否定はできないが、薬にも毒にもならないツマラナイことがキライなのだ。
型どおりの、かしこまった、どうでもいい事なら、それを人に読ませるのは暴力だとすら思う。
読む人が貴重な時間を割いて、3分、5分、僕の文章に時間を費やしてくれるなら、書くからには意味のある物を書きたい。
まぁ、ココでは無駄なことばっかり書いていますが。
 コラムのタイトルは「後ろ向きのススメ」とした。
カミさんに読ませたら、「うぅ・・・」と黙ってしまったあと、「・・・・二手に分かれるね。真意を汲み取ってくれる人と、ストレートに解釈して腹を立てる人の。」
・・・まぁ、締め切りはまだ先だし、しばらく寝かせておいて、本当に掲載しちゃっていいものか、もう少し考えようかな。

2003.09.22 (mon)
妊娠5ヶ月の『戌の日』に、水天宮にお参りに行くと安産になる、のだそうだ。
ホントかどうかは知らない。
犬のお産は安産なのだそうだ。それにあやかるためらしい。
5ヶ月というのは、つわりが収まってまだおなかも小さい、外出が楽な時期だからだろう、と勝手に思っている。
14日に1回しかない戌の日の水天宮は、なかなか盛況でした。5ヶ月の妊婦がウヨウヨいるって、なんか特殊な空間でした。
 その後、カミさんと僕の主治医のいる東京女子医大の東洋医学研究所へ。
カミさんには久しぶりの診察。「今回の赤ちゃんはね、ゼッタイ自信ある。間違いなく元気に生まれてくるよ」と太鼓判を押される。
この先生、実はすごーく偉い先生らしい。だが、すごーく変わっている。西洋医学と東洋医学(漢方)の両方で治療する。
しかし今日、知っていた以上に、もっと変わっている事がわかった。
「青山の診療所でね、フラワーエッセンスをやってるの。花を水に浮かべて、お日様に当ててね、それを飲むの。
あと気功もできるし、体に手をあててヒーリングの治療したりもする。そういうのは患者さんが信じてないと上手くいかないときもあるね。
でもフラワーエッセンスは信じてない人にも効く。だって動物にやってみたって効くんだから。
この間はね不登校の子がいて、フラワーエッセンスやったら、学校行き始めたよ。
信じられないでしょ。でもねそこも東京女子医大の診療所だよ、日本初。保険きかないけど。私はそこの所長でもあるんです。」
まぁ、驚きましたけど、でも僕もカミさんも、この先生にかかってから、ツムラの漢方薬飲んでいるだけだけど、確実に体調が良くなっているんですよね。
曲げようの無い事実がある限りは、信じてあげようじゃないの。そのうち、もうちょっと色々ゆとりができたら、試しに行ってみようかな。

2003.09.21 (sun)
深夜に寝ても、明け方に覚めてしまう。これじゃ修学旅行中のコドモだな。
起きている時間が楽しくてしょうがないから、寝ていたくない。
このところ図面を描くのが楽しくて楽しくて。
第一案の初期衝動的に思いついたプランから、ほとんど変わらず実施設計にはいれた。
こちらの提案を、建て主さんがほぼ全面的に受け入れてくださったおかげで、とても気持ちよく仕事をさせてもらっている。
だから、楽しくて楽しくてしょうがない。16時間図面を描いていても、まだ足りない。もっと描いていたい。
「YES。YES。YES。YES。」でできた建物には、きっとポジティヴなエネルギーが宿る。
この建物ができたら、何かが大きく変わるんじゃないかと思っている。

2003.09.20 (sat)
森に浮かぶ家の実施設計図を描いている。
描いているといっても、一日中線を引き続けているわけではない。
一本線をひいては悩み、「うん、こうだ」と、もう一本ひいては、「うぅぅ・・・違う」と消し、
「あの人の作品ってどうなっていたかな?」と作品集を引っ張り出し、「なるほど、さすが」と唸ってみて、
こんどは線を3本ひいた所で、「やや、こうした方がもっとすっきり収まるぞ」とオリジナルアレンジを考えだし、
「ところで、既製品の寸法って幾つくらいが標準だろう?業界標準規格ってあったかな?」とメーカーに電話をかけてみて、
「・・・・出ない、あっ!土曜日だからか」と気づいて、「ホームページ見ればわかるかな?」とネットサーフィン。
そんな事をしながら、コスト的に有利な方法を模索してみて、「なるほど、じゃぁ2mm大きくしようか」と、さっき引いた線をずらす。
 実施設計とは、こんなことをやっています。
建て主さんへ「設計図が一式出来ましたよ」と見せる設計図に、試行錯誤の痕跡は残念ながら残らないのだけれど(手描きの頃は残ったんですが、今はコンピューターで描くので)
じつはそこまでたどり着くまでには、図面に描かれた線の5倍くらい、線を引っ張っていたりする。
僕らの仕事は、同じモノを何度も何度も建てているわけではないので、ひとつひとつの仕事が、試行錯誤の連続。
でも、これがホントに楽しいんですよ。
ご飯を食べるよりも、『世界ふしぎ発見』を見るよりも、「眠っちゃうのが勿体無いほど、今は図面を描いていたい!」って時があるんです。
こういう時は眠らないで図面を描く。飽きるまで描く。気持ちがノッているときは、やっぱりいいアイデアも湧くし、スピードも速い。
そのかわり「やりたくないなぁ・・・」という時には無理してやらない。
『ダメな自分』に無理してやらせても「ダメな自分が無理してやった住宅」になっちゃうから、そんな時は別の仕事に切り替えるか、近くの公園まで散歩するか、台所で洗い物でもする。
僕は仕事も生活も合理的にいきたい。独立して三年目、『自分自身』をおだてたり、なだめたり、脅かしたり、
気持ちと仕事を結びつけるのが、上手くなってきました。

2003.09.19 (fri)
売り払い物件の調査報告書、早い者勝ちの物件なので、一刻も早く渡してあげようと、ほぼ徹夜でまとめ、
「もう今日は仕事はしないぞ!ヨガに行くぞ、プールにも行くぞ、床屋にだって行っちゃうぞ!」と心に決めるも、
F邸のプレカット図のチェックも現場の工程に係わってくるので、早めにやってしまわなければならず、
工場と電話・FAXでやり取りをしているうちに、なんだかんだ、問題点を一つ一つ潰しているうちに、結局夕方に。
(プレカットとは、最近は木造の骨組みを大工さんが刻むことが少なくなり、工場でコンピューターと連動した機械で、ホゾなどを削り出します。)
予約していた床屋さんには1時間の遅刻。ゴメンナサイ。
ウチに戻って、またプレカットの検討「もっと良い事思いついちゃったので、変更してください」のFAX入れたり、
未来の建て主さん?の問い合わせメールの返信したり、敷地調査報告書の補足をメールで送ったり、
気が付けばAM3:00・・・・
なんで毎日毎日こんなに、戦争してるみたいに忙しいんだ?
 ところで床屋さん、きょう初めてシャンプーを担当してくれた少年、4月に入ったばかりの新人さんだったのだけど、
「ええ!? なにこれっ!」ってくらい気持ちがいい。
シャンプーじゃなくて、なんか別の事されてるみたいに気持ちイイ。
今まで感じたことの無い快感。「ゴールデンフィンガーってこれかっ!」っていうくらい。
これはもう努力でどうにかなる技術とは、まったく別物だな。天性の才能。
「自分のアタマを洗う時も、こんな風にやるの?」
「自分のアタマは適当っすよ。後頭部とか手が届かないんですよね、体がカタくて。」
う〜ん・・・・、ますます天性の才能。おもしろいヤツ見っけちゃった。

2003.09.18 (thu)
カミさんの付き添いで検診へ。
(医)「スナガさんどうぞー」
(ス)「こんにちはー、よろしくおねがいします。」
(医)「どう?ダンナさん、仕事の調子は?」
(ス)「はいっ?」
カミさんの診察ならふつう 、「どう?奥さん、体の調子は?」が第一声だと思うんだけど・・・
気さくで、いい先生と看護婦さんなんですよ。
以前カミさんがつわりの時期に、「家事全部やらされて仕事にならないんですよ…」と愚痴をこぼしていたので、それを心配してくれての先生の第一声でした。
カミさんは今週初めくらいから、つわりを脱出し元気になったので、ご飯作ってくれたり、洗濯してくれたり。
家事をやってもらえるって、こんなに楽なのかと、不本意ながらありがたみをしみじみ感じています。

2003.09.17 (wed)
国有財産の売り払い物件というのがあります。
昔から国が所有していたものや、物納されたものなど、土地や建物付きの土地が、結構安い値段で売却されます。
今日は、そういう土地で、「目をつけているものがあるのだが、専門知識がないのでちゃんとしたものが建つか判断がつかないので・・・」
という人の替わりに、諸々の調査をしてきました。
こういう物件は、不動産屋さんを介しての売買ではないので、参考意見を言ってくれる人がいないのですね。
まぁ、不動産屋も建築的な部分では専門ではないのでアテにはできませんが。
土地の初心者が、自分の判断で買わなければいけない。
価格や仲介料の面では大きなメリットはありますが、リスクも大きいですよね。
今まで気にしたことがありませんでしたが、こういった業務というのも、設計屋に求められていることなのかもしれないな、と感じました。

2003.09.16 (tue)
朝イチで打ち合わせに行き、仕事がひと段落した。
「今日こそ久しぶりにヨガに行って、その後お昼寝なんかしちゃうんだ」と、急いで帰ってきたが、あとちょっとのところで、間に合わず、
ならば泳ぎにでも行くかと、市民スポーツセンターに行くも、全館休館・・・・
じゃあ、ずっと忙しくて切れなかったボサボサ髪をなんとかするぞと、床屋に予約のtelを入れるも、祝日の代休で休み・・・・。
うぅぅぅ・・・・・、せっかくの半休だから、リフレッシュになることしたかったのに!
なんだか結局、午後も仕事しましたよ。ええ。
エンドレス自営業バンザイだ。もう。

2003.09.15 (mon)
(私)「ウチの子供が小学生くらいになって、『みんな行ってるから塾に行きたい』なんて言ったらどうする?」
(カミさん)「そんなもん必要ないよ。塾に使うお金を海外旅行にでも使ったほうがずっといいよ。」
いいこと言うなぁ。確かに、塾や稽古事やらせるくらいなら、ピースボートの世界一周クルーズにでも乗せてやった方が、ずっと豊かな人間になって帰ってくるだろうな。
たしか大部屋で120万円くらいで行けるんじゃなかったかな?
HPを覗いてみると、なになに、3ヶ月間で20ヶ国、年4回出航、ボランティアスタッフになれば航費の割引アリか。
じゃぁけっこう、仕事に余裕さえできたら行けちゃうのかな?
3ヶ月くらいなら留守しても、カミさんがなんとかやってくれるだろう。あれでナカナカしっかり者だから。
とりあえず・・・・パンフレットの請求だけでもしておくかな。

2003.09.14 (sun)
あ゛〜、模型おわった・・・
こんなデカイ模型作ったの初めて。ざっとタタミ半畳分、さてどうやって電車乗ろう?
 カミさんが、きのう見たテレビの話をしてくれた。
脳は「眠っているような、起きているような」という時にヒラメキが起きる。
だからダリはスプーンを口にくわえ、眠った瞬間に、落ちるスプーンの音で目が覚めるようにし、今見ていた夢(?)をその場ですぐに描き留めて、作品のアイデアにしていたのだそうだ。
確かに、自分も夢の中で仕事の続きをしていることが、忙しい時によくある。
窮すれば通ずで、夢の中で解決策が見つかることも、珍しいことではない。
しかしそれを、積極的に利用していくとは、ダリのヤツなかなか油断のできないオトコだな。
そのアイデア、いただき。

2003.09.13 (sat)
脳と指しか使ってない、という日が図面を描いている時期には多い。一日中コンピューターに向かいっぱなしの、サイボーグみたいな生活。
ここ最近は模型ばっかり作っている。手・足・頭みんな使うので、健全かと思えば、常に腰をかがめた姿勢での作業なので、腰痛持ちの私にはあまりよくない。
ホントは適当に混ぜてやるのが、いいんでしょうね。
夕方から、家づくりの会主催の「左官職人・挟土秀平さんと語る会」に行く。
挟土さんは日本に数人の、カリスマ的左官職人のひとり。
オタクっぽい土壁の世界のなかで、挟土さんの壁は自由でまったく独創的、型破りな表現。
そして、見せてくださった写真の一枚一枚が、すべて素晴らしかった。
「この写真ねぇ、僕のいっちばんの宝物なの!」と紹介してくれる写真が、次から次へと登場する。
ひび割れた大地とイガグリ、田舎で見つけた土蔵の風景、泥とたわむれる子供・・・・・
一枚一枚すべてに、気持ちが、想いがこもっていて、確かに、どれもが「いっちばん」の宝物に違いない。
純粋な想いは、すべてを超えて、飛び込んでくる。
打ち上げのあと帰り際、「ありがとう!また会おうね」と握手をしてくれた手の、大きさと、強さと、やわらかさ。
まいったな、なんて素敵なオヤジなんだろう。

2003.09.12 (fri)
 「あなたほど物事を深く考えている人って、そうザラにいないのに、それを人に解ってもらえていないのは、すごく損をしているよ。」と、カミさんに言われた。
建築家には、自己アピールが上手で営業マン的に優れていて、仕事依頼の多い人と、
自己アピールは下手だが、設計の能力が高い人とがいる。
自己アピールも設計能力も、共にズバ抜けて高い、安藤忠雄さんのような、世界的な建築家はちょっと別だと思うが。
こういった事はもう、人の資質の問題だと思うので、なりたいと思ってなれるものではないのだろう。
見ていると、営業的建築家は、その場その場でクライアントを喜ばせることがとても上手。打ち合わせの度にハッピーをプレゼントする、サンタクロース。
僕の場合はそれは無いかもしれない。サービスは極力カットして、その分設計そのものにエネルギーを注ぎ込みたいと思っている。
住んで30年後にしみじみと「あいつに設計してもらって良かったな」と、思ってもらえる設計をと、いつも心がけている。
シルヴァスタインの絵本『The Giving Tree』(邦題:大きな木)のような、建築。
ただ、建て主さんはやっぱり、完成した瞬間がその住宅の一番いい時だと思っているし、
設計者が建物に注いだエネルギーというのは、残念なことに、普通の人には見えにくいし、むしろ、見えないように消しておくべきであるし・・・
僕はやはり、根が物作りの人間なのだろうな。
自己アピール下手を補うべく、こうして文章ででも人に伝わればな、と思っているのです。
 そうそう、ホームページ・メール、なんとか復旧しました。自力で里までたどり着けました。ほっ。
それと、朝カミさんが「うごいた、うごいた!」と大騒ぎをしていました。おなかに数十分手を当てていると、ピクッと動く事があるらしい。
おかげさまで、順調に育っているようです。

2003.09.11 (thu)
困ってしまった。
メールを受信しようとしても、「サーバーに接続できません」となってしまう。
ということは、ウチにメールを送ろうとしている人にも「送れませんよ」ってエラーになっているのではないだろうか。
このホームページにもアクセスできなくなっている。
外国の検索サイトのようなところに、勝手に飛ばされてしまう。
原因がわからない。手の打ちようがない。
なんだか、遭難して見つけてもらえない人の気持ちに、似ているのかもしれない。
だれか〜、だれか〜、僕はここにいるよぉ!とっても困ってるよぉ!

2003.09.10 (wed)
自由が丘の建設会社で、F邸の工事の打ち合わせ。
帰りがけ吉祥寺のサンロード、アーケードが無くなっているのに気が付いた。
丸裸にされたかんじで、なぜか「焼け野原みたい」と思った。
シンボルって取っちゃうと、えらい情けないのね。


2003.09.09 (tue)
「人間ってそんなに単純じゃないよね」
建築道場では、イマドキの白くてノペーっとした建築を、認めない意見が多数派を占める。
人間は複雑な感情を持つ生き物であるから、単純な箱には住めないと言う。
そのたびに、僕はいつも違和感をおぼえる。
じゃぁ、『単純じゃない建築』なら、人間は満足するの?

2003.09.08 (mon)
今までウチのHPはURL転送サービスという形態で運営していたのですが、色々不便なこともあり、レンタルサーバーを借りることにしました。
コンピューターの世界って、ちょっと新しいことをやってみようとすると、それだけで1日2日平気でつぶれてしまいますね。
出来てみれば何てこと無いのだけれど、「正解」にたどり着くまで出口の見えないトライ&エラーを繰り返す。
コンピューターってホントに便利な道具なのか?って言いたくなる。でも、まぁ、そのムダを差し引いても便利ではありますね。
結局、cgiのカウンター設置の仕方が解明できないままTIME UP。
webデザインをやってる友達に訊いて見よう。
お知らせ:メールボックスの容量が増えましたので、10Mまでなら1度に送っていただけるようになりました。

2003.09.07 (sun)
O邸の打ち合わせ。
資料は数日前に届けておいたので、話がスムーズに出来ました。前回の打ち合わせで見せた案を、より煮詰めた提案です。
Oさんは、前回問題になった階段の配置が、今回も変わっていない事にイマイチな感じだったのですが、
「限られた面積を有効に使うためには、どうしてもこの位置である必要があり、それによって懸念される生活上の不具合には、
簡便に使える『仕掛け』をつくって対応する予定です」という説明で、納得していただけました。
資料だけを先に渡されて、その内容が前回とほとんど変わっていないと、お客さんの心理としては、
「手抜いてない?」という疑念が湧いてしまうことがあるのかもしれないな、と感じました。
幸いOさんご夫妻は紳士な方なので、きちんと説明をすれば理解してくださいました。
設計途中経過で検討した10個近いパターンを、ボツ案としてでも添付しておく方が良かったのかもしれません。
ともあれ、プランのOKをいただきましたので、これから実施設計に入ります。
ローコスト住宅はここからが大変だ。

2003.09.06 (sat)
徹夜明けのままF邸の地鎮祭へ。
いいお天気です。弱った体にこの太陽、クーッ、憎たらしい。
その後、施工会社を交えて打ち合わせ。さぁいよいよ現場が始まりますよ!
夕方、建築道場。今回の発表、やっぱり完成度低いなぁ・・・。自己採点60点。
道場の後は必須の飲み会。終電で帰宅。眠気もここまで来ると麻痺してくる。

2003.09.05 (fri)
明日の建築道場、発表担当になっているので、そのまとめをやっています。
まだまだ、終わりません。
長い夜になりそう・・・



2003.09.04 (thu)
なんだかこのところ毎週病院に行っている。今日もカミさんの検診。
日祝も休まず仕事をしているのだから、病院の日くらいは・・・とも思うのだが、なかなかそうもできない。
旅行用のリュックサックいっぱいに資料を詰め込んで、移動中・待時間を使っての調べもの。
赤ちゃん、丸くなった姿勢で12cm。おかげさまで順調です。

2003.09.03 (wed)
O邸のまとめ。
今週末打ち合わせ用の資料作り。
紆余曲折を経た末、前回のプランとあまり変わらなくなってしまった。
いじればいじるほど、他が崩れてしまう。いかに一発目の案が、いかにムダのない完成された案だったかということを、自ら思い知った。
こうして、トライ&エラーを一通りやっておくからこそ、「このプランが最適解です。絶対。」と自信をもって言い切れる。

2003.09.02 (tue)
F邸の打ち合わせ。最終の減額調整。
「あのぉ、以前すながさん『壁を自主施工で和紙貼りにして、コストダウンましょうか?』っておっしゃってましたよね。」
そうですね、最初の頃に言いました。
ただ、全面を自主施工というのは、普通の人にはキツイかなとも思ったので、そのアイデアは立ち消えになっていました。
今回、Fさんの「私がんばりますよ」の心強い一言で、和紙貼りが実現できそうです!
今年の初めに訪れた韓国の伝統家屋で体験した、和紙(韓紙)の、抽象的で柔らかな、あの不思議な空間。
竣工後のオープンハウスも快く承諾していただけましたので、この冬には皆様にお見せできると思います。

2003.09.01 (mon)
『トムソーヤの冒険』に続き、『未来少年コナン』のビデオも、ひと夏かけて観終わった。
昔のアニメって何でこんなに面白いんだろう。安っぽくない、安易じゃない、ストーリーに芯がある、・・・
色々言い方はできるけど、やっぱり一番大きいのは、「作り手が魂込めてる」からかな。
「強い想い」がビンビン伝わってくる。
畑は違えど、気持ちは良くわかる。モノづくりって、やりがいあるんですよ。

さて、8月のDailyはこちらか、
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